そうかんけいすう
相関係数
2つのデータ間にどれくらい直線的な連動性があるかを示す指標です。値はマイナス1からプラス1の間で変化し、1に近いほど正の相関、マイナス1に近いほど負の相関を示します。
詳しい説明
1. 定義
相関係数は、2つのデータの間にどの程度の直線的な関係があるかを示す指標です。マイナス1からプラス1の範囲の値をとります。この値がプラス1に近いほど強い正の相関、マイナス1に近いほど強い負の相関があることを意味します。
2. 仕組みと種類
計算の仕組みとしては、それぞれのデータの偏差の積を計算し、それを標準偏差の積で割ることで算出します。値が0に近い場合は、2つのデータ間に直線的な関係性はほとんど見られないと判断します。データ分析の第一歩としてよく利用されます。
3. 試験ごとの視点
試験では、因果関係との混同が引っかけとして頻出します。相関係数が高いからといって、必ずしも一方の原因が他方の結果であるとは限りません。単なる2つの数値の連動性を示す指標であり、背後に第三の要因が隠れている可能性を忘れてはなりません。
4. 紛らわしい語との違い
散布図は2変数の関係をプロットしたグラフです。相関係数を視覚的に確認するために併用します。因果関係は一方が原因で他方が結果となる関係です。相関があっても因果関係があるとは限りません。
5. 身近な例
気温とアイスクリームの売上は、気温が高いと売上も増えるため正の相関を示します。一方、気温と暖房器具の売上は、気温が上がると売上が下がるため負の相関を示します。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 相関係数がプラスなら正の相関、マイナスなら負の相関であることを押さえる。
- 相関分析の基礎指標であることを理解する。
- データの傾向を把握するための数値である点を理解する。
基本情報技術者試験
- 相関係数が高いことが因果関係を意味しないこと、散布図とあわせて相関の強さを判断する問題を解けるようにする。
- 相関係数の計算式による算出の意味と、散布図での表現の違いを理解する。
- 共分散と標準偏差から相関係数が導き出される関係性を押さえる。
G検定
- 値の範囲がマイナス1から1であることを理解する
- 直線的な関係しか測れないことを把握する
- 相関関係は因果関係を証明しないことを理解する
ファイナンシャル・プランニング技能検定
- 相関係数がマイナスや低い資産を組み合わせるとリスクが低減することを理解すること。
- +1から-1の値の意味を正しく把握すること。
- 分散投資によるリスク軽減効果の仕組みを説明できるようにすること。