FP技能検定3級 試験当日の流れと電卓の扱い
2026/08/20FP技能検定のCBT試験は、電卓を持ち込めません。画面上の計算機を使います。腕時計も持ち込めず、受検票も発行されません。当日の流れと備え方をまとめました。
FP技能検定の当日で、練習のしかたに関わってくることが1つあります。
電卓は持ち込めません。画面上の計算機を使います。
私物を持ち込めないCBTの試験では珍しいことではありませんが、手元の電卓で練習してきた場合は、当日に勝手が変わります。FPは計算問題が出るので、ここは早めに知っておきたいところです。
計算は、画面上の計算機で行います
日本FP協会ときんざいの要項には、こう書かれています。
スマートフォン、ウェアラブル端末(スマートウォッチ、スマートグラスを含む)等の通信機能を有する機器、腕時計、筆記用具、計算機、参考書を含め、自席(パソコンブース)への私物の持込みは認められていません
計算機、つまり電卓が持ち込み禁止の対象に入っています。
では計算問題はどうするのか。要項には、こう続きます。
計算問題については、試験画面上に表示される計算機を利用することができます
画面の中の計算機をマウスで操作して使います。
つまり、練習のときから画面上の計算機に慣れておくほうがよいということです。手元の電卓なら見ずに叩けますが、画面の計算機はボタンの位置を目で探すことになります。1問あたりにかかる時間が変わります。
とくにFP3級には、6つの係数の計算や利回りの計算があります。当日の時間配分には、同じ計算でも入力にかかる時間が変わることを織り込んでおきましょう。
腕時計も持ち込めません
同じ決まりで、腕時計も持ち込めません。ウェアラブル端末も同様です。
つまり、時間の確認は画面上ですることになります。パソコンブースに私物を置けないので、残り時間は画面を見て把握します。
「腕時計で残り時間を管理する」という当日の作戦は、この試験では使えません。開始直後に、画面のどこに残り時間が出るかを確かめておきましょう。
受検票は発行されません
これも見落としやすいところです。FP技能検定のCBT試験では、受検票が発行されません。
予約した内容は、日本FP協会なら受検者ページ、きんざいならマイページで確認します。「受検票が届かない」と心配する必要はありません。
その代わり、本人確認書類が必須です。
本人確認書類は原本・顔写真付き・有効期限内
日本FP協会の要項には、条件がはっきり書かれています。
本人確認書類の原本(原則として、顔写真付きで氏名・生年月日が確認できる有効期限内のもの)を必ず提示
3つの条件があります。
- 原本であること(コピーや画像では不可)
- 顔写真付きであること
- 有効期限内であること
提示できない場合は受検できず、返金もありません。
もう1つ注意が要るのが、登録した氏名・生年月日と本人確認書類が一致していることです。日本FP協会の要項には、複数項目が一致しない場合は受検できない可能性があり、その場合も返金されないと書かれています。
予約のときに入力した情報と、本人確認書類を見比べておきましょう。
会場には試験開始の30分前から15分前までに着きましょう
要項には、こう書かれています。
試験開始の30分〜15分前までに会場にお越しください
15分前が締め切りということです。予約した会場・日時以外では受検できません。
遅刻は30分後まで。ただし延長はありません
遅刻の扱いも明記されています。
遅刻は試験開始時間の30分後まで認めますが、試験時間は当初予約の終了時間までとなり、延長はありません
つまり、30分遅れて入っても、終わりの時刻は変わりません。3級の学科なら90分の試験時間が60分に減ります。
遅刻の判断はテストセンターの受付の時点で行われます。交通の遅れも見込んで、余裕をもって着きましょう。
なお、きんざいの要項には、公共交通機関の事故などやむを得ない理由による30分以上の遅刻については、別途対応できる場合があるとの記載があります。その場合は当日中に申し出る形になります。
メモ用紙と筆記用具は貸してもらえます
私物は持ち込めませんが、メモ用紙と筆記用具はテストセンターで貸し出されます。
ただし、何枚でも使えるわけではありません。少ない枚数で足りるように書く練習をしておくと安心です。
そして、メモ用紙は持ち出せません。要項には、受検に用いたメモ用紙等の持ち出しによる漏洩を禁止すると書かれています。
その場では合否が分かりません
受検が終わると、スコアレポートが渡されます。ただし、要項にはこう明記されています。
合否は合格発表日に確定するため記載されません
その場で分かるのは得点の状況までで、合否ではありません。
合格発表は受検日の翌月中旬です。合格発表日の10時から、受検者ページやマイページで確認できます。合格者には、合格発表日に合格証書が普通郵便で発送されます。
服装は、温度に対応できるものを
要項に、こう書かれています。
冷暖房や室温変化等に対応できる服装でお越しください
生活騒音(空調・咳等)が発生した場合でも特別な措置は行いません
羽織るものを1枚持っていくと安心です。テストセンターの室温は自分では変えられません。
前日にやることと、やらないこと
やること
- 本人確認書類が原本・顔写真付き・有効期限内か確かめる
- 登録した氏名・生年月日と本人確認書類が合っているか確かめる
- 会場への行き方と所要時間を確かめる
- 画面上の計算機を使う練習をもう一度しておく
やらないこと
- 新しい分野に手を出す
- 手元の電卓で最後の追い込みをする(当日は画面の計算機です)
よくある質問
学科と実技は同じ日に受けなければいけませんか
別々に受けられます。それぞれ予約して受検する形で、受検手数料も学科のみ・実技のみの設定があります。
片方だけ合格した場合は一部合格となり、他方を合格した試験実施日の翌々年度末まで免除できます。免除には一部合格番号が必要で、番号は受検月の翌月中旬に通知されます。
番号が出る前に他方を予約したい場合のために、自動免除という仕組みがあります。予約画面で「自動免除を希望する」を選ぶ形です。
落ちたらすぐ受け直せますか
すぐには受け直せません。要項にこう書かれています。
2回目以降の受検日は、受検済みの試験の合格発表日の翌日以後となります
合格発表は受検日の翌月中旬なので、次に受けられるのはその翌日以降ということです。同じ級の同じ科目について、同時に複数の予約はできません。
試験中に停電やトラブルが起きたら
きんざいの要項には、停電やシステムトラブルなどにより試験が停止した場合は、停止した時間分試験時間を延長すると書かれています。
配慮が必要な場合はどうすればよいですか
予約の前に「配慮希望申請」が必要です。きんざいの場合は受検希望日の14日前までとされています。申請なく来場すると受検できない可能性があるので、早めに手続きをしておきましょう。
試験の形そのものを知りたい
FP技能検定3級はどんな試験か、学科と実技の関係にまとめています。