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FP技能検定3級 6分野を止まらずに回し続けるやり方

2026/08/20

FPの6分野は積み上げではなく独立しています。だから苦手な分野で止まらず、次へ進んでよい試験です。1分野ずつ区切って回し続ける形をまとめました。

FP技能検定3級の勉強でよくある止まり方があります。年金のところで手が止まり、そのまま教材を開かなくなるという形です。

社会保険と年金は、制度が複雑で、覚える数字も多い分野です。ここでつまずくのは自然なことです。でも、FPには「そこで止まらなくてよい」という助かる性質があります

6分野は積み上げではありません

FP3級の学科は6つの分野に分かれています。ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継。

この6つは、それぞれ別の法律や制度の世界です。年金の知識がないと株式の話がわからない、ということはありません。相続の話も、不動産の話も、それぞれ独立して読めます。

簿記のように「前の単元がわからないと次に進めない」という積み上げが、FPにはほとんどありません。これが、続けるうえでいちばん大きな利点です

だから、こう決めておきましょう。わからない分野に当たったら、深追いせずに次の分野へ移ります

1周目は「分からないまま6分野を通す」を目標にしましょう

FPの学習でいちばん多い失敗が、最初の分野を完璧にしようとして、そこで力尽きることです。

分野が独立しているということは、1周目に全体を通しても損がないということでもあります。年金がわからなくても、次の保険は読めます。保険がわからなくても、次の株式は読めます。

そして6分野を一巡して戻ってくると、最初の分野が読めるようになっていることがよくあります。他の分野で「控除」「課税」といった共通の言葉に何度も触れているうちに、頭が慣れているからです。

だから、1周目の目標は理解ではなく、最後まで行くことにしましょう。

1回の勉強を「1つの中項目」で区切りましょう

6分野の下には、さらに細かい項目が並んでいます。全部で58項目ほどです。

1回の勉強を「1項目」で区切ると、終わりがはっきりします。「今日は年金をやる」だと、どこまでやれば終わりかがわかりません。「今日は老齢基礎年金の項目をやる」なら、終わりが見えます。

58項目を1日1項目で進めれば、2ヶ月で一巡します。1日2項目なら1ヶ月です。

カレンダーに項目名を書き込んでしまうのも1つの方法です。予定として入っていれば、「今日は何をしよう」で迷いません。

分野ごとに、やり方を変えてよいのです

6分野は性質が違うので、同じやり方で進めなくて構いません

分野効くやり方
金融資産運用手を動かす。利回りや債券の計算は解かないと身につかない
タックスプランニング手を動かす。所得の区分と税額の計算は書いて覚える
ライフプランニングと資金計画6つの係数の計算は手を動かす。制度の部分は読んで進む
リスク管理読んで進む。保険の種類と仕組みを知っているかで決まる
不動産読んで進む。法令と用語が中心
相続・事業承継読んで進み、財産の評価だけ手を動かす

計算がある分野は解く時間を長く、制度が中心の分野は読む時間を長く。これだけで、進み方がずいぶん楽になります。

読むだけで進む分野があるということは、疲れている日はそちらに回せるということでもあります。

分野ごとに進み具合を見える形にしましょう

FPは6分野なので、6個の枠を紙に書くだけで進み具合が見えます

終わった分野を塗りつぶしていくと、「6つのうち3つ終わった」とはっきりわかります。時間の合計より、こちらのほうが手応えが出ます。

そして、間違えた問題がどの分野に集まっているかを見ましょう。6分野は独立しているので、偏りが見えたら、そこだけ狙って補強できます。積み上げの科目ではできない、FPならではの進め方です。

学科を一巡してから、実技に触れましょう

FP技能検定には学科試験と実技試験があり、両方に合格して3級FP技能士になれます。

実技は、学科で学んだ知識を具体的な場面に当てはめて答える形です。学科があいまいなまま実技に入ると、何を問われているかがつかめません

だから、学科を一巡するまでは実技を気にしなくて構いません。一巡してから実技の問題に触れると、「これはタックスの話だな」「これは相続だな」と、どの分野の知識を使う問題かがすぐわかるようになります。

ゼロの日を作らないようにしましょう

続けるうえでいちばん大事なのが、まったく触らない日を作らないことです。1日空くと、次の日はもっと開きにくくなります。

FPには、疲れている日に向いた進め方があります。制度が中心の分野を読むだけです。リスク管理や不動産なら、寝る前に10分読むだけでも進みます。

計算の分野は元気な日に、読む分野は疲れた日に。分野が独立しているから、この使い分けができます。

よくある質問

年金がどうしても頭に入りません

そこで止まらないほうが早く進みます。年金は他の5分野の前提になっていないので、飛ばしても他は読めます。

6分野を一巡してから戻ってくると、読めるようになっていることがよくあります。それでも読めなければ、そのときに時間を足しましょう

どの分野から始めるとよいですか

公式が順番を示しているわけではないので、教材の並びどおりで構いません。ただ、ライフプランニングと資金計画から始めるのが自然です。社会保険や年金は生活に近くて想像しやすく、他の分野の前提になる話も出てきます。

通勤時間だけでも進みますか

読む分野なら進みます。ただし計算がある分野は、手を動かせる場所が要ります。通勤で読む分野を進め、家で計算の分野をやる、という分け方が組みやすくなっています。

どれくらいの期間で仕上がりますか

一般に、およそ80時間から150時間、期間にして2ヶ月から3ヶ月が目安といわれます。くわしくはFP技能検定3級 勉強時間の目安と6分野の進め方にまとめています。