ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
あんぜんせいぶんせき
安全性分析
Safety Analysis
短期の支払能力と財務の基盤の厚さを測る分析で、流動比率や自己資本比率を使います。
詳しい説明
1. 短期の支払能力
流動比率は、流動負債に対する流動資産の割合です。1年以内に支払う必要のある負債を、1年以内に現金化できる資産でどれだけまかなえるかを表し、高いほど安全です。当座比率は、流動資産のうち現金預金・売掛金・受取手形など、より確実に現金化できるものだけを分子にした比率です。在庫が多い会社では、流動比率は高くても当座比率は低くなります。
2. 財務の基盤
自己資本比率は、総資本に対する自己資本の割合です。返済の必要がない資本の厚みを表し、高いほど不況に耐えられます。固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合で、長く寝る資産を返済不要の資本でまかなえているかを見ます。100パーセント以下が望ましいとされます。
3. 収益性との関係
安全性と収益性は逆を向くことがあります。借入れを増やせば自己資本比率は下がりますが、少ない自己資本で大きな事業を動かせるため自己資本利益率は上がります。どちらか一方だけを高めることが正しいわけではなく、事業の性格に合った水準を探すことになります。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 流動比率が流動負債に対する流動資産の割合であり、高いほど安全である点が問われます。
- 当座比率が在庫を除いた、より確実に現金化できる資産による比率である点が問われます。
- 自己資本比率を高めると安全性は増すが、自己資本利益率は下がりうるという関係が問われます。
最終更新日: 2026/09/23