ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
えいこさくけん
永小作権
Emphyteusis
小作料を支払って他人の土地で耕作や牧畜を行う物権で、残存期間に応じて評価します。
詳しい説明
1. どんな権利か
永小作権は、小作料を支払って他人の土地において耕作または牧畜をする物権です。民法が定める権利で、存続期間は20年以上50年以下とされています。物権であるため、譲渡や賃貸が可能です。
2. 評価の方法
地上権と同じく、残存期間に応じて定められた割合を自用地としての価額に掛けて評価します。残存期間が長いほど割合は高くなります。永小作権が設定されている土地の側は、自用地としての価額からその価額を差し引いて評価します。
3. いまの実情
永小作権は、農地改革以降ほとんど設定されておらず、現在の農地の貸借は農地法にもとづく賃借権によるのが通常です。したがって実務で目にする機会は多くありません。細目に掲げられているのは、農地の上に存する権利を体系として整理するためです。
4. 3つの権利の整理
農地の上に存する権利として、地上権、永小作権、耕作権の3つが並べて掲げられています。地上権と永小作権は物権で残存期間により評価し、耕作権は賃借権にあたり、農地の区分に応じた割合で評価します。物権の2つと債権の1つという分け方で覚えると整理しやすくなります。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 永小作権が小作料を支払って耕作や牧畜をする物権である点が問われます。
- 存続期間が20年以上50年以下とされている点が問われます。
- 地上権と同じく残存期間に応じた割合で評価する点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23