ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
かりいれきんへいようがたとうしのけいさん
借入金併用型投資の計算
Calculation of Leveraged Investment
自己資金に借入れを組み合わせたときの、自己資金に対する利回りを求める計算です。
詳しい説明
1. てこの効果
物件の利回りが借入金の金利を上回っていれば、借入れを増やすほど自己資金に対する利回りは高くなります。これをてこの効果といいます。1億円の物件が年600万円の純収益を生むとき、全額を自己資金でまかなえば利回りは6パーセントです。5,000万円を金利2パーセントで借りれば、利息100万円を差し引いた500万円が自己資金5,000万円に対する収益となり、利回りは10パーセントになります。
2. 逆に働く場合
物件の利回りが借入金の金利を下回ると、この関係は逆になります。借入れを増やすほど自己資金に対する利回りは下がり、損失は拡大します。金利が変動する借入れでは、当初は上回っていても、金利の上昇で逆転することがあります。てこは両方向に効きます。
3. 返済の負担
利回りの計算に現れるのは利息だけですが、実際には元本の返済も必要です。元利返済の合計が純収益を上回れば、利回りが高くても手元の資金は減っていきます。利回りと資金繰りは別に確かめます。
4. 判断の順
物件の利回り、借入れの金利、返済の期間の3つを並べて、収益で返済をまかなえるかを先に確かめてから、自己資金に対する利回りを見ます。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 物件の利回りが借入金の金利を上回るとき、借入れによって自己資金に対する利回りが高くなる点が問われます。
- 物件の利回りが金利を下回ると、借入れが逆に働いて損失が拡大する点が問われます。
- 利回りの計算に元本の返済は現れないため、資金繰りを別に確かめる必要がある点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23