ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
しゅうえきよそくとでゅーでりじぇんす
収益予測とデューデリジェンス
Income Forecast and Due Diligence
将来の収益を見積もり、その前提が正しいかを物理・法律・経済の面から調査することです。
詳しい説明
1. 収益予測
DCF法で不動産の価値を求めるには、将来の各年の純収益と、最後に売却したときの価格を見積もる必要があります。純収益は、賃料収入から空室損失と運営費用を差し引いて求めます。見積もりの前提が甘ければ、計算がどれほど精緻でも結果は当てになりません。
2. デューデリジェンス
デューデリジェンスは、その前提が正しいかを調べ尽くす作業です。物理的調査では、建物の構造、耐震性能、設備の状態、修繕の履歴、土壌の汚染やアスベストの有無を調べます。法的調査では、権利関係、境界、賃貸借契約の内容、法令への適合を調べます。経済的調査では、周辺の賃料水準、空室率、将来の需要を調べます。
3. なぜ3つの面から見るか
どれか1つでも問題があれば、収益予測の前提が崩れます。建物に大きな修繕が必要なら運営費用の見積もりが変わります。境界に争いがあれば売却できません。周辺の需要が落ちていれば賃料は下がります。
4. 投資判断への影響
調査の結果は、価格の交渉、購入するかどうかの判断、購入後の運営計画に反映されます。証券化する場合は、投資家へ開示される情報の裏づけにもなります。
試験で問われること
FP技能検定2級
- DCF法の計算が将来の純収益と売却価格の見積もりに依存する点が問われます。
- デューデリジェンスが物理的・法的・経済的の3つの面から行われる点が問われます。
- 調査の結果が価格交渉や購入の判断、運営計画に反映される点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23