とれーさびりてぃ
トレーサビリティ
別称: 追跡可能性
原材料の調達から製造、配送、販売に至るまでの履歴を、いつでも追跡できる能力のことです。
詳しい説明
トレーサビリティとは、製品や原材料などが、いつ、どこで、誰によって作られ、どのような経路を辿って手元に届いたのかを追跡できる能力のことです。製造業や食品業界で特に重要視されますが、ITシステムの世界でも、プログラムの修正履歴やデータの処理過程を追跡できる仕組みとして活用されています。
製造の現場では、バーコードやICタグを使って、部品一つひとつの製造工程を記録します。もし不具合が見つかったとき、どの部品が原因で、どの範囲まで影響があるかを迅速に特定し、回収や修理を行うために必須の概念です。この仕組みが整備されていることは、品質保証と安全管理の観点から、顧客からの高い信頼を得るために欠かせません。
試験では、品質管理やリスク管理の文脈で登場します。トレーサビリティが確保されていないと、事故が起きた際に原因究明が遅れ、被害が拡大するというリスクが問われます。また、ソフトウェア開発における変更管理においても、どの要件がどのコードに反映されたかを追跡する能力として、開発プロセスの一部として意識することが求められます。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 製品やデータの履歴を追跡できる能力であることを理解する。
- 品質管理や安全管理におけるトレーサビリティの重要性を押さえる。
- 不具合発生時の原因究明を迅速にするための仕組みとして位置づける。
基本情報技術者試験
- ソフトウェア開発における変更管理との関連性を理解する。
- サプライチェーン管理におけるトレーサビリティの具体例を押さえる。
- 監査証跡とトレーサビリティを比較し、追跡の目的を明確に整理する。
G検定
- 開発プロセスやデータの履歴を追跡できる能力であると理解する
- AIのブラックボックス性を解消し、透明性を確保するために重要である
- AIガバナンスや倫理、説明責任の文脈で登場する