ITパスポート試験 通勤時間だけで続けるやり方
2026/08/20ITパスポートは1問1分あまりで答える試験なので、まとまった時間がなくても進められます。スキマ時間を積み上げる形と、3分野をどう回すかをまとめました。
「まとまった勉強時間が取れない」。ITパスポートを目指す方から、いちばん多く聞く悩みです。
でも、この試験については朗報があります。ITパスポートは、まとまった時間がなくても進められる性質を持っています。むしろ、スキマ時間との相性が良い試験です。
1問1分あまりの試験だから、スキマで進められます
ITパスポート試験は120分で100問です。1問あたり1分あまりという計算になります。
これが何を意味するか。本番で1問に使える時間が1分あまりなら、練習も1問1分で足りるということです。じっくり考えて解く試験ではなく、知っているかどうかで次々に判断していく試験だからです。
つまり、5分あれば4問から5問解けます。電車を待つ3分でも2問は解けます。
簿記のように「机に向かって電卓を叩く」必要がありません。スマートフォンだけで進められるのが、この試験のいちばん助かるところです。
1日のどこにスキマがあるか書き出してみましょう
まず、自分の1日のどこに数分の空きがあるかを見つけましょう。多くの方に共通するのは、こういう場所です。
| 場面 | 取れる時間 | できること |
|---|---|---|
| 通勤・通学の移動 | 15分から40分 | 問題を10問から30問 |
| 昼休みの後半 | 10分 | 問題を8問 |
| 電車やバスを待つ | 3分から5分 | 問題を2問から4問 |
| 寝る前 | 10分 | その日間違えた問題の見直し |
1日に合計30分見つかれば、それで十分です。1日30分なら、3ヶ月で45時間になります。
「1回に何問」を決めておきましょう
スキマ時間で進めるときにいちばん困るのが、中途半端なところで終わることです。解説の途中で電車が着いてしまうと、次に開いたときにどこまで読んだかわかりません。
だから、時間ではなく問題数で区切りましょう。
- 通勤の行き … 10問
- 通勤の帰り … 10問
- 寝る前 … 間違えた問題を3問
問題数で区切ると、終わりがはっきりします。時間が余ったらもう1問、足りなければ次に持ち越し。これだけで、続きがわからなくなることがなくなります。
3分野は日替わりで回しましょう
ITパスポートには、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野があります。そして3分野すべてで基準点を超えないと合格になりません(詳しくはITパスポート試験はどんな試験か、3分野と合格の基準にまとめています)。
苦手な分野を捨てられないということは、どの分野にも定期的に触れておく必要があるということです。
そこで、曜日で分野を割り当ててしまいましょう。
| 曜日 | 分野 |
|---|---|
| 月・木 | テクノロジ系 |
| 火・金 | ストラテジ系 |
| 水・土 | マネジメント系 |
| 日 | その週に間違えた問題の見直し |
テクノロジ系を2日にしているのは、採点される92問のうち42問といちばん多いからです。逆にマネジメント系は18問といちばん少ないのですが、基準点は他と同じ300点なので、外すわけにはいきません。
日替わりにすると、「今日は何をやろう」で迷いません。それだけで着手が早くなります。
用語は、その場で調べすぎないほうが進みます
ITパスポートには、聞き慣れないカタカナと英字の略称が大量に出てきます。1つずつ調べていると、10問解くのに30分かかってしまいます。
うろ覚えのまま次へ進みましょう。同じ用語は何度も出てくるので、3回目か4回目で輪郭がつかめてきます。
とくにスキマ時間では、「わからなかった」という印だけ付けて先へ進むのが効きます。調べるのは、机に向かえる日にまとめてやりましょう。
間違えた問題を貯める場所を1つ決めましょう
スキマ時間の勉強でいちばんもったいないのが、間違えた問題がそのまま流れていくことです。
間違えた問題は、1か所に貯めましょう。アプリに記録できるならそれでよく、そうでなければスマートフォンのメモに問題番号を書き留めるだけでも構いません。
そして週に1度、貯まったものだけを解き直します。全範囲を見直す時間は取れなくても、間違えた問題だけなら10分で回せます。
この10分が、いちばん効率のよい10分になります。
ゼロの日を作らないようにしましょう
スキマ時間で進める形のいちばんの弱点は、予定が変わると丸ごと消えることです。通勤しない日は、そのまま0問の日になります。
そこで、「どんなに疲れていても1問だけは解く」と決めておきましょう。1問なら30秒です。歯を磨きながらでもできます。
1問解くと、たいていそのまま2問、3問と続きます。続かなくても、その日は続いたことにします。ゼロにしないことのほうが、量より大事です。
よくある質問
スマートフォンだけで合格できますか
問題を解く練習は、スマートフォンだけでも進められます。ただし本番はパソコンの画面で受けるので、一度は本番と同じ形で解いておきましょう。画面の大きさや、選択肢の見え方が違います。
どれくらいの期間で仕上がりますか
一般に、およそ100時間から150時間が目安といわれます。1日30分なら7ヶ月から10ヶ月、1日1時間なら3ヶ月から5ヶ月ほどです。
試験はCBT方式で随時実施されているので、自分の進み具合に合わせて受ける日を決められます。
苦手な分野が出てきたらどうすればよいですか
日替わりの割り当てを崩さずに、苦手な分野の日を1日増やしましょう。この試験は3分野すべてで基準点が要るので、苦手を放置すると最後に効いてきます。
ただし、満点を取る必要はありません。基準点は1,000点満点に対して300点です。「捨てない」だけで十分で、得意にする必要はありません。