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ひていろんりせき

否定論理積

NAND = Not AND

論理積の結果を反転させた演算で、すべての入力が1のときのみ0を出力し、それ以外は1を出力します。この素子のみで他の全ての論理回路を構築できるため設計上重要です。

詳しい説明

1. 定義

否定論理積(NAND)は、論理積(AND)の出力を反転させた論理演算です(DOM-1302(基本情報技術者試験シラバス Ver.9.2)テクノロジ系 大分類1 基礎理論 1.離散数学(5)論理演算、用語例「否定論理積」)。すべての入力が1(真)のときだけ0(偽)を出力し、それ以外の組み合わせでは1を出力します。

2. 仕組み

入力A・Bが(1,1)のときだけ出力0になり、(0,0)・(0,1)・(1,0)のいずれでも出力1です。論理式では(A・B)の否定として表されます。NAND素子はそれだけを組み合わせてAND・OR・NOTのすべてを構成できるという特性を持ち、集積回路の基本素子として広く使われます。

3. 検定試験での視点

(1,1)のときだけ0になるという条件、NAND素子だけで他の論理演算を構成できる性質が問われます。

4. 紛らわしい制度・語との違い

否定論理和(NOR)との違いは、反転する元の演算です。NANDは論理積(AND)の反転で全入力1のときだけ偽になり、NORは論理和(OR)の反転で全入力0のときだけ真になります。

5. 身近な例

2つのセンサーが両方そろって初めて条件が崩れる、という「両方そろわない限り真」の性質は、NANDの真理値表そのものです。NAND素子のみを配線して他の論理回路を作る設計は、集積回路の製造で実際に使われています。

試験で問われること

基本情報技術者試験

  • 真理値表の挙動(1,1のときだけ0)が問われます。
  • AND回路の反転であることが問われます。
  • NAND素子だけで他の全ての論理演算を構成できる性質が問われます。