基本情報技術者試験 当日の流れと科目Bの解き方
2026/08/20基本情報は科目Aと科目Bを同じ日に受け、あいだに最長10分の休憩を取れます。科目Bは1問5分。当日の流れと、擬似言語の問題で時間を溶かさない解き方をまとめました。
基本情報技術者試験の当日は、2つの試験を同じ日に受けます。科目Aと科目Bです。
そして、この2つは性格がまったく違います。同じ解き方で臨むと、片方で崩れます。
当日の流れ
試験要綱には、こう記載されています。
基本情報技術者試験では、同日に科目Aと科目Bを実施する。コンピュータを用いる方式によって実施する場合は、科目A終了後、科目Bを開始するまでの間に、最長で10分の休憩を取得することができる
| 順 | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 受付 | 試験開始時刻の30分前から開場・受付 | |
| 集合 | 試験開始時刻の15分前までに会場へ | |
| 1 | 科目A(60問) | 90分 |
| 2 | 休憩 | 最長10分 |
| 3 | 科目B(20問) | 100分 |
集合は試験開始の15分前までです。受付は30分前から始まります。
あいだに最長10分の休憩を取れます。合計するとおよそ3時間20分。かなり長い1日です。
この10分は、必ず取りましょう。科目Aで90分集中したあと、そのまま科目Bへ入ると、いちばん頭を使う問題を疲れた状態で解くことになります。水を飲む、席を立つ、目を休める。それだけで科目Bの読み取りが変わります。
なお、休憩時間の10分が経つと自動で科目Bが始まります。席を離れる場合は、戻る時間を見ておきましょう。
科目Aは1問1分半。迷ったら飛ばしましょう
科目Aは90分で60問。1問あたり1分半です。
知識を問う問題が中心なので、知っているか知らないかで決まります。長く考えても答えが出てくる種類の問題ではありません。
だから、30秒考えて分からなければ飛ばしましょう。印をつけて先へ進み、最後に戻ってきます。
そして、分からなくても必ず何かを選んでおきましょう。四肢択一で、間違えても減点される仕組みではありません。空欄は確実に0です。
科目Bは1問5分。でも均等ではありません
科目Bは100分で20問。計算上は1問5分です。
ただし、擬似言語の問題は問題によって長さがかなり違います。短いプログラムなら3分で読めますが、長いものは10分かかることもあります。
だから、こう組み立てましょう。
- 最初に20問すべてに目を通す(5分ほど)
- プログラムが短いもの、見覚えのある形のものから解く
- 長いもの・複雑なものを後回しにする
頭から順に解かないほうが安全です。1問目にいちばん長いプログラムが来ることもあります。そこで20分使うと、後ろが崩れます。
科目Bは、紙に書いて追いかけましょう
擬似言語の問題は、画面を眺めているだけでは追えません。
変数の値を紙に書き出して、1行ずつ追いかけましょう。変数が3つ出てくるなら、紙に3つの枠を書いて、処理が1行進むごとに数字を書き換えます。
メモ用紙とボールペンは会場が用意します。科目Aで使ったメモ用紙は休憩の前に回収され、科目Bの前に新しい用紙が配られます。科目Aで書いたものを科目Bへ持ち越すことはできません。
頭の中だけで追おうとすると、途中で変数を見失います。そして見失うと、最初から読み直すことになります。これがいちばん時間を溶かす形です。
練習のときから、同じように紙に書いて解く癖をつけておくと、当日にあわてません。
採点されない問題が混ざっています
これは知っておくと気持ちが楽になります。試験要綱によると、
- 科目Aは60問のうち評価は56問。残り4問は今後出題する問題を評価するために使われる
- 科目Bは20問のうち評価は19問。残り1問は今後出題する問題を評価するために使われる
どれが対象外かは受験中に分かりません。手も足も出ない問題に当たっても、それが採点されない問題かもしれないということです。
とくに科目Bは20問しかないので、1問で気持ちが折れやすくなります。「これは採点されない1問かもしれない」と思って先へ進むほうが、全体の結果につながります。
両方で600点以上が要ります
合格の条件は、試験要綱にこう書かれています。
各科目(科目A試験、科目B試験)の評価点が全て基準点以上の場合に合格とする
科目Aと科目B、どちらも600点以上です。科目Aで900点取っても、科目Bが599点なら合格になりません(詳しくは基本情報技術者試験はどんな試験か、科目Aと科目Bにまとめています)。
だから、科目Aで時間が余っても、そこで粘りすぎないほうがよいことがあります。科目Bのために頭を残しておくという考え方です。
なお、1問あたりの配点は存在しません。IRTという方式で評価点を算出するため、「あと何問正解すれば600点」という逆算はできません。
持ち物と、机の上に置けるもの
本人確認書類を必ず持参します。
机の上に置けるのは、次のものです。
- ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬、水
- ログイン情報シート(会場で配布)
- メモ用紙とボールペン(会場が用意)
携帯電話や上着などの荷物は、すべて指定のロッカーに預けます。
筆記用具は会場が用意します。自分のペンは要りません。ただし、試験開始前にメモ用紙へ何も書いてはいけません。試験が終わったら、筆記用具とメモ用紙を試験官へ渡します。
遅刻は80分まで。ただし終わりの時刻は変わりません
遅刻については、こう定められています。
試験開始時刻から80分以内であれば、遅刻による入室制限はありません。ただし、遅刻時間に応じた試験終了時刻の繰下げは行いません
試験開始時刻から80分を超えて遅れた場合は受験できません。受験できない場合でも受験手数料は返還できません
80分という線はかなり長めですが、終わりの時刻は変わりません。30分遅れれば、科目Aの90分が60分になります。1問1分半の配分なので、30分の損失は20問ぶんに近い重さです。
結果は、その場で画面に出ます
試験が終わると、その場で試験結果を確認できます。
試験終了から2〜3時間後以降には、マイページでも確認できるようになります。
ただし、これで合格が確定するわけではありません。合格発表は受験月の翌月中旬から下旬です。
前日にやることと、やらないこと
やること
- 本人確認書類を用意する
- 会場への行き方と所要時間を確かめる(集合は開始の15分前まで)
- 擬似言語の問題を1問だけ解いて、頭を慣らしておく
- 科目Bの解く順番の決め方をもう一度確かめる
やらないこと
- 新しいアルゴリズムを覚えようとする
- 徹夜で詰め込む
当日はおよそ3時間20分の集中が要ります。寝不足で臨むと、科目Bの後半で読み取りが落ちます。前日は早めに休むほうが得点につながります。
擬似言語を1問だけ解くのは、覚えるためではなく頭を慣らすためです。当日いきなり読むより、前日に一度触れておくほうが入りが速くなります。
よくある質問
科目Aと科目Bは別の日に受けられますか
試験要綱に「同日に科目Aと科目Bを実施する」と明記されています。同じ日に両方受けます。
休憩は必ず取れますか
試験要綱には「最長で10分の休憩を取得することができる」と記載されています。取るかどうかは選べますが、取っておくほうが安全です。
科目Bで1問も解けなかったらどうなりますか
科目Bには独立した基準点があるので、科目Aだけでは合格になりません。ただし、分からなくても必ず何かを選んでおきましょう。多肢選択式なので、空欄よりは可能性が残ります。
申し込みと日程はどこで確認できますか
IPAの基本情報技術者試験のページで、実施方式と申し込みの案内が公表されています。