本文へ移動

しゅきおく

主記憶

別称: メインメモリ

主記憶はCPUが直接アクセスして命令やデータを読み書きする記憶装置で、一般にRAMを指します。処理性能を決める重要な要素であり、電源を切ると内容が消える揮発性を持ちます。

詳しい説明

1. 定義

CPUが処理中のプログラムやデータを一時的に保持し、直接読み書きする記憶装置です。一般にRAM(DRAM)で構成され、メインメモリとも呼ばれます(DOM-1302(基本情報技術者試験シラバスVer.9.2)テクノロジ系 大分類2 コンピュータ構成要素 2.メモリ (2)主記憶装置の構成、(3)メモリシステムの構成と記憶階層)。

2. 仕組み

主記憶はアドレスと呼ばれる番地でデータの置き場所を管理しており、CPUはアドレスを指定して読み取り・書き込みを行います。主記憶と、より低速で大容量な補助記憶を組み合わせて階層化することで、性能とコストのバランスを取る記憶階層という考え方が取られています(同シラバス 用語例「補助記憶」)。電源を切るとデータが消える揮発性である点が、補助記憶との大きな違いです。

3. 検定試験での視点

主記憶がCPUから直接アクセスされる記憶装置であること、揮発性であるためデータの一時保存にしか使えないことが問われます。主記憶と補助記憶を組み合わせた記憶階層の考え方や、両者の速度・容量・コストの関係も出題対象です。

4. 紛らわしい制度・語との違い

補助記憶(ハードディスクやSSDなど)は不揮発性で大容量ですが、主記憶に比べてアクセス速度が遅いという違いがあります。キャッシュメモリは主記憶よりもさらに高速小容量なメモリで、CPUと主記憶の速度差を埋めるために両者の間に置かれる点で、主記憶そのものとは役割が異なります。

5. 身近な例

パソコンで多くのアプリケーションを同時に起動すると動作が重くなるのは、主記憶の容量が不足し、処理に必要なデータをすぐに読み書きできなくなるためです。主記憶(メモリ)の容量を増やすと、同時に扱えるデータが増え、動作が軽くなります。

試験で問われること

ITパスポート試験

  • CPUが直接アクセスする記憶装置
  • RAMが代表例である
  • 補助記憶より高速

基本情報技術者試験

  • アドレスバスを通じてアクセスする
  • 主記憶と補助記憶の記憶階層を理解する
  • 物理的な実装形態を学ぶ