ろんぐてーる
ロングテール
Long Tail
売れ筋の商品だけでなく、あまり売れないニッチな商品の売上合計が、全体の大きな利益を支えるという現象です。
詳しい説明
ロングテールとは、販売実績が少ないニッチな商品の売上合計が、売れ筋商品の売上合計を上回る、あるいは全体として大きな利益を生む現象や戦略を指します。グラフにした際に、売れ筋の頭部分に続き、あまり売れない商品が長い裾(テール)を引くように続くことから名付けられました。実店舗では在庫スペースの制約上、売れ筋しか置けませんが、ネット販売ではこの制約が低いため実現可能です。
仕組みとしては、Webサイトの活用により多品種・少量販売を実現します。顧客は膨大な品揃えの中から自分の欲しいものを見つけられるため、検索エンジンや推薦システム(レコメンデーション)が重要です。在庫コストを抑えつつ、ニッチな需要を掘り起こすことで、大手企業がターゲットにしにくい層からも安定して収益を得るモデルです。パレートの法則(8割の売上は2割の製品から生まれる)とは対照的な概念としてよく語られます。
試験においては、ECサイトのビジネスモデルや戦略として問われます。実店舗との対比や、ロングテールを実現するための情報システムの役割(検索機能、パーソナライズ)がポイントです。また、単に種類を多く扱えばよいわけではなく、在庫コストを抑え、顧客とニッチな商品を結びつけるIT環境があることが成功条件である点も出題されます。
試験で問われること
ITパスポート試験
- ロングテールは「ニッチな商品の積み重ねが利益を生む」現象であることを押さえます。
- ネット販売(EC)との相性が良いことを理解します。
- パレートの法則(2:8の法則)とは逆の視点(ニッチな部分の集積)として捉えます。
基本情報技術者試験
- ECサイトのシステム要件(膨大な検索機能や推奨システム)と関連付けて問われます。
- 売上の分布図からロングテール戦略の効果を分析する問題が出ることがあります。