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じょうじょうかぶしき

上場株式

上場株式の相続税評価は、課税時期の終値、その月の終値平均、前月・前々月それぞれの終値平均という4つの数値のうち最も低い金額を選択する、株価変動リスクに配慮した評価方法です。

詳しい説明

1. 定義

金融商品取引所に上場されている株式について、相続税の課税価格を計算するために評価する方法です。

2. 計算式とその意味

評価額は、次の4つの価額のうち、最も低い価額に保有株式数を掛けて求めます。(1)課税時期(相続開始日)の最終価格、(2)課税時期の属する月の毎日の最終価格の月平均額、(3)課税時期の属する月の前月の毎日の最終価格の月平均額、(4)課税時期の属する月の前々月の毎日の最終価格の月平均額。株価が短期間で大きく変動しても、直近3か月分の月平均額まで比較することで、たまたま高値の日に相続が発生した場合の評価額のぶれを抑える仕組みです。

3. 実際の数値を使った計算例

課税時期の最終価格が1,200円、課税時期の月の平均が1,150円、前月の平均が1,100円、前々月の平均が1,250円だったとします。4つのうち最も低いのは前月の平均1,100円なので、保有株式数が1,000株であれば、評価額は1,100円×1,000株=110万円になります。

4. 検定試験での視点

4つの価額のうち最も低いものを選ぶ点、被相続人が複数銘柄を保有する場合は銘柄ごとに最も低い価額を選べる点が問われます。

5. 紛らわしい制度・語との違い

取引相場のない株式(非上場株式)は、市場の株価が存在しないため、この4価額比較ではなく、会社の規模や株主区分に応じた別の評価方式(類似業種比準方式など)を用います。

試験で問われること

ファイナンシャル・プランニング技能検定

  • 4つの価額(課税時期の最終価格・当月/前月/前々月の月平均額)のうち最も低いものを選ぶ点を確認します。
  • 複数銘柄を保有する場合、銘柄ごとに最も低い価額を選べる点を押さえます。