ひようたいこうか
費用対効果
ROI = Return On Investment
投資した費用に対して、どれだけの効果や利益が得られたかを測定する指標です。IT投資などの意思決定において、限られた資源を効率的に活用するための判断基準となります。
詳しい説明
費用対効果とは、投資した費用に対してどれだけの効果が得られたかを示す指標です。ビジネスにおける意思決定の基準として非常に重要であり、少ない費用で大きな効果を生むことが効率的な経営とされます。IT投資においては、システム導入にかかるコストとその結果得られる利益改善効果を比較するために用いられます。
計算式としては、利益や効果額を投資費用で割ることで算出されます。単に金額だけでなく、業務時間の短縮や品質向上といった定性的な効果を金額換算して評価することもあります。この指標を使うことで、複数の投資案がある場合にどれが最も効率的かを比較検討でき、限られた経営資源を有効に配分することが可能になります。
試験では、ROIの考え方そのものが問われます。混同しやすいのは「コスト削減」と「費用対効果」です。コスト削減は支出を減らすことですが、費用対効果は効果を最大化する投資の妥当性を評価することです。また、ITプロジェクトの採算性を評価する際に、開発費だけでなく運用保守費を含めたライフサイクルコストを考慮する必要がある点が頻出の引っかけです。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 投資費用に対してどれだけの効果があるかを評価する指標であることを理解する。
- 複数の投資案から効率的なものを選ぶ判断基準であることを押さえる。
- 費用だけでなく、得られる効果も定量的に評価する必要性を認識する。
基本情報技術者試験
- ROIの計算式を理解し、投資価値を算出できる。
- ライフサイクルコストを含めた費用算出の重要性を把握する。
- 定性的効果を定量的に換算する難しさと手法を理解する。