ほけんきん・かいやくへんれいきんのけいりしょり
保険金・解約返戻金の経理処理
法人が契約していた保険で受け取った死亡保険金や解約返戻金について、それまで資産計上していた保険料等との差額を、益金または損金として計上する法人特有の会計処理です。
詳しい説明
1. 定義
法人契約の保険で受け取った死亡保険金や解約返戻金の経理処理です。それまで資産計上されていた保険料との差額を、益金(または損金)として計上します。
2. 計算式とその意味
経理処理の差額 = 受け取った保険金・解約返戻金の額 − それまで資産計上していた保険料積立金の額、という式で求めます。この差額がプラスであれば雑収入として益金に、マイナスであれば雑損失として損金に算入します。
3. 実際の数値を使った計算例
それまで資産計上していた保険料積立金が300万円の養老保険を解約し、解約返戻金380万円を受け取った場合、差額は 380万円 − 300万円 = 80万円で、この80万円を雑収入として益金に算入します。逆に解約返戻金が250万円だった場合は、差額 250万円 − 300万円 = −50万円を雑損失として損金に算入します。
4. 検定試験での視点
資産計上額と受取額の差額を、益金・損金のどちらに算入するか(受取額が資産計上額を上回れば益金、下回れば損金)という向きが問われます。
5. 紛らわしい制度・語との違い
給付金の経理処理は資産計上額との差額計算を伴わず受取額の全額を益金に算入するのに対し、保険金・解約返戻金の経理処理は資産計上していた保険料との差額を計算する点で異なります。
試験で問われること
ファイナンシャル・プランニング技能検定
- 保険金受取額と資産計上額の差額の処理を理解します。
- 解約返戻金受取時の会計処理を把握します。
- 利益(または損失)として計上するタイミングを理解します。