本文へ移動

あくせすかんり

アクセス管理

Access Management

システム内の情報資産に対して、誰がどのような権限でアクセスできるかを適切に制御し、監視する仕組みです。利用者の識別と認証を行い、アクセス権に基づいて操作を許可または拒否します。

詳しい説明

アクセス管理とは、システム内の情報資産やネットワークリソースに対して、誰がどのような権限でアクセスできるかを適切に制御し、監視するセキュリティ対策です。これは単なるログイン認証にとどまらず、認証されたユーザーがシステム内でどのデータに触れ、どのような操作を行ったかを一元的に管理する仕組みを指します。不正アクセスを防止し、システムを保護するための非常に重要な活動です。

仕組みとしては、まずユーザーの身元を確認する「認証(Authentication)」が行われ、次にそのユーザーに与えられた権限を確認する「認可(Authorization)」が行われます。さらに、アクセスした記録をログとして残し、後から監査できるようにする「アカウンタビリティ(説明責任)」の確保までが含まれます。アクセス管理の不備は、内部不正や外部からの攻撃を許す大きな穴となるため、厳格な運用が求められます。

混同しやすいものに「アクセス権」がありますが、アクセス権は管理のための設定項目や権限そのものを指し、アクセス管理はそれを運用・制御・監視するプロセス全体を指します。試験では、特権IDの管理、ログの保存と分析、退職者のアカウント削除などが、アクセス管理の適切な運用として問われます。特に特権ID(管理者権限)の管理不備は、試験において不正操作の温床としてよく狙われるポイントです。

試験で問われること

ITパスポート試験

  • 認証と認可の違いが問われます。
  • ログの記録が事後追跡に必要であることが問われます。
  • 特権ID(管理者権限)の管理の重要性が問われます。

基本情報技術者試験

  • 認証、認可、監査(アカウンタビリティ)のプロセスが問われます。
  • ディレクトリサービス(LDAP等)を利用した一元管理が問われます。
  • 不正アクセスの検知やログの分析手法が問われます。