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安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC)

STC Advanced

いきがいてきよう

域外適用

Extraterritorial Application

米国輸出管理規則が米国の外で行われる取引にも及ぶことを指す呼び名です。条文にこの語はなく、対象範囲を定める §734.3(a) の建て付けを言い表したものです。

詳しい説明

1. 定義

域外適用とは、米国輸出管理規則が米国の外で行われる取引にも及ぶことを指す呼び名のことです。条文の側にこの語はなく、EAR の対象範囲を定める 15 CFR §734.3(a) の建て付けを日本語で言い表したものです。

2. 日本の外為法との違い

規制を紐づける先が違います。日本の外為法は、日本から行う輸出や技術の提供を境界とする属地的な規制です。EAR は品目の出自に紐づき、米国で生まれた品目は世界のどこにあっても対象であり続けます。

このため、日本企業の1つの取引に両方の判定が重なることがあります。2つの判定は独立で、片方の許可が要らなくても、もう片方が要ることがあります。

3. 対象になる経路の内訳

§734.3(a) は対象を5つ挙げます。米国内にあるすべての品目、米国原産の品目はどこにあっても、米国原産の規制品を組み込んだ外国製品でデミニミスの基準を超えるもの、特定の技術やソフトウェアの直接製品、そしてその技術やソフトウェアの直接製品であるプラント一式や主要な設備が作った製品です。

後ろの3つが、米国の外で作られた物にまで届く経路です。部品を1つも使っていなくても、作るのに使った技術が米国由来なら対象になりえます。

試験で問われること

STC Advanced

  • 日本の外為法は属地、EAR は品目の出自に紐づくという違い
  • 2つの規制は独立に適用され、片方が不要でも他方が要ることがあること
  • §734.3(a) が挙げる5つの経路のうち3つが、米国外で作られた物にまで届くこと
  • 日本の許可を取れば米国側の許可が要らなくなる、という記述は誤りです。2つの規制は独立に適用されます。米国製の部品を使っていないことだけを理由に対象外と結論づける記述も、直接製品の経路を落としており誤りです。

最終更新日: 2026/09/23