日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)
2級
がいかだんとりひき
外貨建取引
Foreign Currency Transaction
外貨で行う売買取引です。取引時や決算時に為替レートを用いて日本円へ換算して記録します。相場の変動で生じる差額を為替差損益として処理するのが、日商簿記検定における基本的なルールです。
詳しい説明
1. 定義
金額が外国通貨で示される取引です。円建てに換算して帳簿に記録します。
2. 計算式とその意味
換算額 = 外貨建の金額 × 為替相場
取引時は、その日の為替相場(取引日レート)で換算します。決算時には、外貨建の金銭債権債務(売掛金・買掛金・貸付金・借入金など)を決算日の為替相場で換算し直し、帳簿価額との差額を為替差損益として計上します。商品などの棚卸資産は、決算時の換算替えの対象になりません(取得時のレートのまま)。
3. 実際の数値を使った計算例
取引日レート1ドル=140円のとき、アメリカから10,000ドルの商品を掛けで輸入した場合、(借)仕入 1,400,000 /(貸)買掛金 1,400,000 と仕訳します。
決算日レートが1ドル=145円に変わっていた場合、買掛金を 10,000ドル × 145円 = 1,450,000円 に換算し直します。帳簿価額との差額 1,450,000円 - 1,400,000円 = 50,000円は、支払う円が増える(不利になる)ため、為替差損として計上します。
5. 紛らわしい制度・語との違い
為替予約が付いた取引は、決算時のレートではなく予約レートで換算するため、通常の外貨建取引とは処理が異なります。
試験で問われること
日商簿記2級
- 取引時は取引日レート、決算時は決算日レートで換算し直すという2段階が最頻出です。
- 棚卸資産(商品など)は決算時に換算し直さない点が問われます。
- 決算時の換算差額を為替差損益として計上する処理が問われます。
- 取引時は取引日レート、決算時は決算日レートで換算し直すという2段階が最頻出です。棚卸資産は決算時に換算し直さない点も問われます。決算時の換算差額は、為替予約が付いていなければ全額を為替差損益として計上します。
最終更新日: 2026/09/23