G検定(ジェネラリスト検定)
ふぇいくにゅーす
フェイクニュース
Fake News
フェイクニュースとは、文章や画像等の中身そのものが虚偽である情報のことです。令和5年版情報通信白書によれば、2022年3月の調査で偽情報に週1回以上接触すると回答した者は約3割にのぼりました。AIで合成された偽の音声や映像といった媒体そのものを指すディープフェイクとは、偽の中身か偽の媒体かという点で区別されます。
詳しい説明
フェイクニュースとは
フェイクニュースとは、文章や画像等の中身そのものが虚偽である情報のことです。G検定のシラバス2024では、対象キーワードの1つに挙げられています。
総務省の情報通信白書は、偽・誤情報の流通・拡散等の課題と対策を取り上げています。
拡散の実態
令和5年版情報通信白書は、偽情報にどのくらい接しているかについての調査結果にも言及しています。総務省が2022年3月に実施した調査では、偽情報に週1回以上接触すると回答した者が約3割でした。
この結果は、偽情報が一部の人だけの問題ではなく、多くの人が日常的に偽情報に接している可能性があることを示しています。受け取った情報をすぐに信じて広めず、出どころや内容を確かめる姿勢が、一人ひとりに求められる背景がここにあります。
偽の中身か偽の媒体かという違い
フェイクニュースと対になる語に、ディープフェイクがあります。ディープフェイクとは、AI技術によって合成された、偽の音声や映像といった媒体そのものを指す言葉です。たとえば、実在の人物が実際には話していない内容を話しているように見える映像が、これに当たります。
両者は、何が偽なのかという点で区別できます。
- フェイクニュースは、文章や画像等で伝えられる中身そのものが虚偽である情報を指します。問題になるのは、伝えられている内容が事実と違うことです。
- ディープフェイクは、AIで合成された偽の音声や映像といった媒体そのものを指します。問題になるのは、その音声や映像が本物の記録ではないことです。
ただし、両者はいつも別々に現れるわけではありません。ディープフェイクで作った偽の映像を使って虚偽の内容を広めれば、それはフェイクニュースにもなります。偽の中身と偽の媒体は、組み合わさって使われることもあると理解しておくとよいでしょう。
AIとの関わり
AIによる文章生成の技術は、自然な文章を短時間で大量に作れます。この技術は、虚偽の情報を大量かつ自動的に作成することにも使われうると考えられています。SNSなどで情報が急速に拡散されるという白書の指摘と重ね合わせると、AIの悪用がフェイクニュースの課題をさらに大きくするおそれがあります。
AIの安全性や悪用を考えるうえで、フェイクニュースは、生成された中身が虚偽である場合の問題として押さえておくべき語です。
試験で問われること
G検定
- フェイクニュースは、文章や画像等の中身そのものが虚偽である情報を指すことを確認しておきましょう。
- 令和6年版情報通信白書が、SNSなどのデジタルサービスで虚偽の情報が急速に拡散され、深刻な社会的悪影響をもたらすことを、プラットフォーム固有の課題として指摘していることを確認しておきましょう。
- 白書が言及する2022年3月の調査で、偽情報に週1回以上接触すると回答した者が約3割であったことを確認しておきましょう。
- ディープフェイクはAI技術で合成された偽の音声や映像といった媒体そのものを指し、偽の中身を指すフェイクニュースとは区別されること、ただし両者は組み合わさって使われることもあることを確認しておきましょう。
最終更新日: 2026/09/23