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G検定はどんな試験か、出題範囲と受験の方式

公開 2026/07/25 10:00 / 更新 2026/09/12 01:00

G検定は145問程度を100分から120分で解く多肢選択式の試験で、合格ラインは公表されていません。オンラインと会場で合格率に14ポイント以上の差があり、申し込んだあとに方式を変えることはできません。

G検定の情報を調べていくと、合格ラインが見当たらず疑問に思う方が少なくありません。これは見落としではなく、主催元である日本ディープラーニング協会(JDLA)がG検定の合格ラインを公表していないためです。つまり、何点獲得すれば合格できるのかが公式には明かされていない試験といえます。

G検定の試験概要

G検定にはオンライン試験と会場試験の2つの受験方式が用意されており、それぞれ試験時間が異なります。

項目オンライン試験会場試験
試験時間100分120分
出題数145問程度145問程度
出題形式多肢選択式多肢選択式
受験場所自宅など全国の指定試験会場

この試験の最大の特徴は、100分で145問程度というスピード感にあります。1問あたり約40秒しか使えないため、じっくりと思考を巡らせる余地はほとんどなく、知識の有無を瞬時に判断して解き進める対応力が求められます。なお、会場試験は120分で1問あたり50秒ほど確保できるため、同じ問題数でも20分長いぶんわずかに時間のゆとりがあります。出題数は「145問程度」とされており、回によって多少前後する点も押さえておきたいところです。

合格基準の公表状況

JDLAから公表されていない情報は、合格ラインにとどまりません。満点の設定、合格に必要な得点、1問ごとの配点、分野別の足切り基準の有無に加えて、採点対象外のダミー問題が存在するかどうかも不明です。そのため、公式情報に基づいて具体的な目標得点を設定することは難しいのが実情です。インターネット上には推測による合格ラインの数値も見られますが、公式な根拠はありません。一方でJDLAは、客観的な参考材料として開催回ごとの受験者数・合格者数・合格率を公表しています。

開催回方式受験者数合格率
2026 #4オンラインのみ9,24183.08%
2026 #3オンライン6,82485.02%
2026 #3会場1,48170.29%
2026 #2オンライン10,48378.83%
2026 #2会場1,54464.83%

公表データを見ると、オンラインと会場で14〜15ポイントの開きが生じていることが分かります。方式別のデータが発表されている回すべてで同様の傾向が出ており、会場試験は試験時間が20分長いにもかかわらず合格率が明確に低くなっています。差が生じる理由は明かされていませんが、受験環境や母集団の属性の違いが影響していると考えられます。

会場のほうが試験時間は20分長いのに、合格率は毎回オンラインより低く出ています。

累計の実績は受験者219,761名、合格者156,562名に達しています。全体として合格率は比較的高めの水準ですが、合格率が高いからといって対策なしで通るわけではありません。短時間で145問前後の問題を処理しなければならない試験構造そのものは、合格率の数値にかかわらず変わりません。

出題範囲とシラバスの構成

G検定の出題範囲は公式シラバスに準拠しており、「シラバスより出題」と明記されています。シラバス全体は2つの分野で構成されています。

分野大項目の数中項目の数
技術分野837
法律・倫理分野218

技術分野に含まれる8つの大項目は以下のとおりです。

  • 人工知能とは
  • 人工知能をめぐる動向
  • 機械学習の概要
  • ディープラーニングの概要
  • ディープラーニングの要素技術
  • ディープラーニングの応用例
  • AIの社会実装に向けて
  • AIに必要な数理・統計知識

対する法律・倫理分野は、「AIに関する法律と契約」「AI倫理・AIガバナンス」の2大項目で構成されています。

ここで注目すべき点は中項目の比率です。技術分野は大項目8つに対して中項目37ですが、法律・倫理分野は大項目2つに対して中項目が18設けられています。つまり、大項目1つあたりの中項目数は法律・倫理分野のほうが密度の高い構成になっています。G検定は技術知識が中心の試験と捉えられやすいものの、シラバス上では法律や倫理も大きな比重を占めています。技術学習だけに時間を費やし、法律・倫理分野の対策を手薄にしたまま本番を迎える計画はリスクが大きいといえます。

2つの受験方式と注意点

オンライン試験と会場試験は運用システムが異なり、それぞれ個別の事前アカウント登録が必須です。また、出願手続きを終えた後にオンラインから会場へ、あるいは会場からオンラインへ方式を変更・振替することは一切できません。必ず出願の段階で方式を確定させる必要があります。

年間の開催回数にも差異があり、2026年の実績ではオンライン試験が年6回、会場試験が年3回と設定されており、オンラインのほうが受験の好機に恵まれています。受験料は共通で一般13,200円(税込)、学生5,500円(税込)ですが、オンライン試験のみ各種割引制度の対象となり、会場試験には割引が適用されません。

よくある質問

受験資格の有無

受験資格に関する制限は一切ありません。オンライン・会場のどちらの方式であっても、学歴や実務経験、保有資格などを問われることなく誰でも受験が可能です。

オンラインと会場の選び方

試験時間はオンラインが100分、会場が120分となっており、会場のほうが20分長く設定されています。一方でオンライン試験は自宅等から受検でき、年間の開催回数が多く、割引制度を利用できる利点があります。時間に少しでも余裕を持たせたい場合は会場、アクセスの手軽さや費用面を優先したい場合はオンラインが適しています。出願後の方式変更は不可能なため、事前に双方の条件を十分に比較検討したうえで選択することが望まれます。

記述式問題の有無

出題はすべて多肢選択式の知識問題であり、記述式の出題はありません。1問あたり40秒強という短時間設定も、文章記述を伴わないことを前提として設計されています。

申し込みと日程の確認方法

開催回ごとの日程や出願要項は、JDLAのG検定のページにて案内されています。オンライン試験と会場試験では実施日程が分かれているため、希望する方式のスケジュールを確認する必要があります。

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