ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
ちんたいぶっけんのかんり
賃貸物件の管理
Management of Rental Properties
入居後の建物の維持と入居者への対応を行う業務で、自主管理と委託のいずれかを選びます。
詳しい説明
1. 2つの側面
賃貸物件の管理には、建物そのものを維持する側面と、入居者に対応する側面があります。前者は清掃、設備の点検、修繕、大規模修繕の計画です。後者は賃料の収受と督促、苦情への対応、契約の更新、退去時の精算と原状回復です。
2. 誰が行うか
すべてを所有者が行う自主管理と、管理業者へ委託する方法があります。委託の場合、賃料の一定割合を管理料として支払います。管理業者が一括して借り上げ、入居者へ転貸するサブリースという方式もあります。サブリースでは空室でも賃料が入りますが、その賃料は将来にわたって保証されているとは限らず、見直しの条項が置かれているのが通常です。
3. 原状回復
退去時の原状回復は争いになりやすい部分です。通常の使用によって生じた損耗と経年変化は、賃貸人の負担とされるのが原則です。入居者の負担にできるのは、故意や過失、通常でない使い方によって生じた損傷に限られます。契約時に区分を明確にしておくことが、争いを避ける方法です。
4. 収支への影響
管理の質は、空室の期間と入居者の定着に直結します。管理料を惜しんで空室が増えれば、かえって収入は減ります。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 建物の維持と入居者への対応という2つの側面がある点が問われます。
- サブリースでは空室でも賃料が入るが、その賃料が将来にわたって保証されるとは限らない点が問われます。
- 通常の使用による損耗と経年変化は賃貸人の負担であり、原状回復の範囲が限られる点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23