ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
しょうけんかのけいい
証券化の経緯
History of Securitization
不動産の証券化を支える法律が順に整えられ、投資の形が広がってきた流れを指します。
詳しい説明
1. 法律が整えられた順
1990年代の後半以降、不動産の証券化を支える法律が順に整えられました。不動産特定共同事業法によって、事業者が不動産を小口化して販売する枠組みができました。資産の流動化に関する法律によって、特別目的会社を使って資産を証券の形にする枠組みができました。投資信託及び投資法人に関する法律の改正によって、投資信託の運用対象に不動産が加えられ、不動産投資法人という形が可能になりました。
2. 上場市場の登場
2001年に不動産投資信託が証券取引所へ上場し、一般の投資家が株式と同じように売買できるようになりました。少額から複数の物件へ分散して投資でき、分配金を受け取れる商品として広がりました。
3. 何が背景にあったか
地価の下落と金融機関の不良債権の処理が、この動きを後押ししました。担保となっていた不動産を資金化する必要があったためです。制度の整備は、要請があってから追いかける形で進んだという順序を押さえます。
4. いまの位置づけ
不動産の証券化は、いまでは資産運用の1つの分野として定着しています。実物の不動産と証券化された商品のどちらを選ぶかが、投資の検討の出発点になっています。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 不動産特定共同事業法・資産の流動化に関する法律・投資信託及び投資法人に関する法律が順に整えられた点が問われます。
- 2001年に不動産投資信託が証券取引所へ上場した点が問われます。
- 地価の下落と不良債権の処理が制度整備の背景にあった点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23