本文へ移動

ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)

2級

ほうじんぜいしんこくしょのぶんせき

法人税申告書の分析

Analysis of Corporate Tax Returns

別表の内容から、決算書だけでは見えない会社の実態や税務上の状況を読み取ることです。

詳しい説明

1. どこを見るか

別表四では、当期純利益からどれだけの加算・減算を経て所得の金額に至ったかが分かります。加算項目が多い会社は、会計上の費用が税務では認められていない部分が大きいことを意味します。別表五では、留保された差の残高が繰り越されている状況が分かります。別表七では、繰越欠損金の残高と発生した事業年度が分かります。

2. 何が読めるか

繰越欠損金が多く残っていれば、過去に大きな損失を出したことと、当面は法人税の負担が軽いことが分かります。役員給与の損金不算入額があれば、給与の決め方に問題があったことが分かります。同族会社の判定に関する別表からは、株主構成と支配の関係が読めます。事業承継を考えるとき、株主構成は決算書ではなく申告書の別表から確かめます。

3. 決算書と合わせて

決算書の分析が会社の経済的な実力を測るのに対し、申告書の分析は税務上の状況と、決算書の数字の作られ方を確かめます。両方を突き合わせることで、利益の質や、将来の税負担の見通しが分かります。

試験で問われること

FP技能検定2級

  • 別表四から加算・減算の内訳が、別表七から繰越欠損金の残高が読める点が問われます。
  • 繰越欠損金が多く残っていれば当面の法人税負担が軽いことが分かる点が問われます。
  • 同族会社の判定に関する別表から株主構成と支配の関係が読める点が問われます。

最終更新日: 2026/09/23