へんどうたいか
変動対価
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契約対価のうち、インセンティブ等で変動しうる金額のことです。日商簿記検定では、この金額を合理的に見積もり、収益として認識する際の計算能力が問われます。
詳しい説明
1. 定義
変動対価は、契約で定めた対価のうち、値引き・リベート・返金・インセンティブ・ペナルティなどの条件によって金額が変動する可能性がある部分をいいます。収益認識にあたっては、この変動対価を合理的に見積もり、収益の額に反映させます。
2. 制度・考え方の内訳
変動対価の見積りには、発生しうる金額を確率で加重平均する期待値法と、最も発生可能性の高い単一の金額を採用する最頻値法があり、契約の性質に応じてより適切な方法を用います。また、見積もった変動対価のうち、あとで大幅な減額が見込まれない部分に限って収益として認識するという制限も設けられています。
3. 日商簿記検定での視点
販売数量に応じたリベートなど、変動対価を考慮したうえでの売上高の計算が頻出論点です。
4. 紛らわしい制度・語との違い
返金負債との違いは、変動対価が収益の金額そのものを見積もる考え方であるのに対し、返金負債はその見積りの結果、返金が見込まれる部分を負債として計上する処理である点です。
5. 身近な例
一定数量以上を購入した得意先にリベート(販売奨励金)を支払う契約では、リベート見込額を差し引いた金額で売上高を計上します。
試験で問われること
日商簿記検定
- 変動対価の額を見積もる計算が問われます。
- 収益に含める金額の妥当性が問われます。
- 返金負債との関連性が問われます。