しっくすしぐま
シックスシグマ
統計的な分析手法を用いて工程のばらつきを極限まで抑え込み、製品やサービスの欠陥率を100万分の3.4という極めて低い水準に保つ品質改善手法です。
詳しい説明
1. 定義
シックスシグマとは、製品の欠陥率を限りなくゼロに近づけ、品質を飛躍的に高めるための統計的アプローチを用いた経営手法です。語源のシグマは標準偏差を指し、平均から6倍の標準偏差の範囲内に収めることで、100万回に3.4回という極めて低い不良発生率を目指します。徹底したデータ分析と改善活動を通じて、プロセス上のばらつきを排除するのが最大の特徴です。
2. 仕組みと種類
この手法では、DMAICと呼ばれるプロセスを用いて改善を進めます。定義、測定、分析、改善、定着という5つの段階を繰り返すことで、曖昧な問題解決ではなく、データに基づいた客観的な改善策を導き出します。専門的なスキルを持つメンバーをブラックベルトやグリーンベルトといった階級で呼び、組織全体で品質向上に取り組むのも大きな特徴です。
3. 試験ごとの視点
ITパスポート試験では、統計的手法を用いて品質のばらつきを抑え、欠陥率を極小化する手法であることが問われます。また、DMAIC(定義・測定・分析・改善・定着)の各段階の流れが問われることがあります。基本情報技術者試験では、品質管理における定量的な目標設定と、そのためのアプローチとして理解しておきます。
4. 紛らわしい語との違い
TQMは組織全体での継続的な改善活動という広い概念ですが、シックスシグマはより統計的な分析と数値目標の達成に重きを置いた手法という違いがあります。また、PDCAサイクルは改善活動の一般的な枠組みであり、DMAICはそれをより詳細かつ専門的に具体化したものと言えます。
5. 身近な例
製造現場において、これまで「なんとなく」で解決していた不良品問題に対し、どの工程でどの程度のズレが生じているかを数値で計測し、そのデータに基づいて機械の調整や作業手順を見直すことで、誰が作業しても高品質な製品ができるように整える活動です。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 統計的手法を用いて品質のばらつきを抑え、欠陥率を極小化する手法であることが問われます。
- DMAIC(定義・測定・分析・改善・定着)の各段階の流れが問われることがあります。
基本情報技術者試験
- 品質管理における定量的な目標設定と、そのためのアプローチとして理解しておきます。