るーるべーす
ルールベース
もし条件が満たされたら処理を行うというIf-Then形式の規則に基づき、推論や判断を行う手法です。エキスパートシステムに用いられ、人間が定義した知識に従って結論を導き出します。
詳しい説明
ルールベースとは、あらかじめ決められた「もし〜ならば〜である」というルール(規則)に従って推論や処理を行う手法のことです。コンピュータに人間の知識を教え込む際、ルールを個別に記述してデータベース化し、それに基づいてシステムが判断を下します。この方式を採用したシステムはエキスパートシステムとも呼ばれ、特定の専門分野における意思決定を支援するために利用されます。
仕組みとしては、知識ベースと推論エンジンが中心となります。知識ベースには「製品の在庫が少ないならば、発注を推奨する」といったルールが蓄積されています。推論エンジンは、現在のデータとこれらのルールを照らし合わせ、適用できるルールを探し出して結論を導き出します。条件が単純で明快な場合、非常に正確かつ説明可能な推論ができるのが特徴です。
試験では、機械学習などのデータ駆動型アプローチとの違いがポイントです。機械学習は大量のデータからルールを自動的に学習しますが、ルールベースは人間がルールを明示的に定義します。複雑な環境や未知の事象には弱く、ルールの数が増えると競合や矛盾の管理が困難になるという短所もあわせて理解しておくと、出題に対応しやすくなります。
試験で問われること
ITパスポート試験
- ルールベースが「If-Then」の形式に基づく知識表現であることを理解する。
- エキスパートシステムの概念と結びつけて押さえる。
- 人間がルールを作成する必要があるという特徴を理解する。
基本情報技術者試験
- 知識ベースと推論エンジンの役割を整理する。
- 機械学習との違いとして、明示的なルール定義の有無と適応力を比較する。
- ルール数の増大による管理コストや推論の矛盾という課題を押さえる。