ろうごじゅんびとほけんせっけい
老後準備と保険設計
長生きリスクや老後の生活資金不足に備える保険設計です。個人年金保険の活用が中心となり、税制上の個人年金保険料控除の活用や、年金受取形式による課税関係の理解が検定試験のポイントです。
詳しい説明
1. 定義
長生きによる老後の生活資金不足という長生きリスクに備えて、個人年金保険を中心に保険を組み合わせる保険設計の考え方です。
2. 制度・考え方の内訳
公的年金だけでは老後の生活費を十分にまかなえない可能性を踏まえ、個人年金保険で上乗せの年金原資を計画的に準備します。個人年金保険は保険料払込期間中に積み立てた資金を、契約で定めた年齢から年金として受け取る仕組みで、受取方法には生存している限り受け取れる終身年金、あらかじめ定めた期間受け取れる確定年金、生存を条件に一定期間受け取れる有期年金などがあります。一定の要件を満たす契約は個人年金保険料控除の対象になり、生命保険料控除とは別枠で所得控除を受けられます。
3. 検定試験での視点
個人年金保険料控除の適用要件と、終身年金・確定年金・有期年金という受取方法ごとの特徴の違いが頻出です。公的年金を補う位置づけである点も問われます。
4. 紛らわしい制度・語との違い
個人年金保険は、死亡保障を主目的とする終身保険・定期保険とは目的が異なります。老後準備と保険設計は生存中の生活資金確保が主眼であるのに対し、死亡保障型の保険は遺族の生活保障が主眼である点で区別します。
5. 身近な例
公的年金の受給開始前後の生活資金が不安な人が、個人年金保険に加入して保険料を積み立て、退職後に確定年金として一定期間受け取る、という場面で使われます。
試験で問われること
ファイナンシャル・プランニング技能検定
- 個人年金保険料控除の適用要件を理解する。
- 年金の受取方法(終身・確定・有期)の違いを押さえる。
- 公的年金とのバランスを考えた設計を行う。