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はいとうへいきんつみたてきん

配当平均積立金

将来の配当を安定させる目的で、利益剰余金の一部を積み立てる任意積立金の一種です。業績が良い時期に資金を留保し、業績が悪化した時期の配当支払いに充てます。

詳しい説明

将来の配当を安定させる目的で、利益剰余金の一部を積み立てる任意積立金の一種です。業績が好調な時期に利益を内部留保し、業績が悪化した時期に取り崩して配当の財源に充てることで、株主への配当水準を平準化させる役割を持ちます。企業の配当政策の安定性を示す科目です。

日商簿記検定では、利益処分の仕訳として出題されます。繰越利益剰余金から配当平均積立金へ振り替える処理が基本です。また、任意積立金全体の中での位置づけを問う問題や、どのような目的に使うかを理解しているかが問われます。他の積立金と同様、株主総会の決議が必要です。

修繕積立金や別途積立金とは、積立の目的が異なります。配当平均積立金は、株主への還元を安定させるための戦略的な積立です。財務分析においては、この積立金の有無が企業の配当に対する姿勢や余力の判断材料となります。

好調な年に利益を500万円多く計上できた場合、その一部である100万円を配当平均積立金として区分しておきます。翌年、利益が減少した際に、その100万円を取り崩して配当金とすることで、配当額を維持することができます。

試験で問われること

日商簿記検定

  • 繰越利益剰余金から配当平均積立金への振替仕訳が問われます。
  • 任意積立金の一種として、利益処分手続きにおいて計上される手順が重要です。
  • 配当の安定化という目的が、他の積立金(修繕など)とどう違うか理解が求められます。