れぷりけーしょん
レプリケーション
データを複数のサーバーに複製して同期し、可用性の向上や負荷分散を図る仕組みです。
詳しい説明
レプリケーションとは、データを複数のサーバーに複製して同期を保つ仕組みのことです。主な目的は、システムの可用性向上と負荷分散です。万が一、メインのサーバーが故障しても、複製されたデータを持つ別のサーバーへ即座に切り替えることで、サービスを停止させずに継続できます。また、読み込み処理を複数のサーバーに振り分けることで、一台あたりの負担を軽減する効果もあります。
仕組みには同期型と非同期型があります。同期型は、書き込み時にすべての複製先で更新が終わるのを待つため、データの整合性は高いですが、処理速度は低下します。非同期型は、メインサーバーでの書き込みを優先し、複製は後から行うため高速ですが、瞬時に反映されないタイムラグが生じます。システムの特性に応じて、整合性と速度のどちらを優先するか選択する必要があります。
試験では、バックアップとの違いが重要です。バックアップは過去のデータを保管し、障害時に復旧するために使いますが、レプリケーションはリアルタイムで冗長性を確保し、可用性を高めるために使います。可用性対策としてレプリケーションを導入している場合、単なるデータのバックアップだけでなく、稼働し続けるためのシステム構成の一部として理解しておく必要があります。
試験で問われること
ITパスポート試験
- データの複製を持つことで可用性を高める仕組みであることを理解する。
- 障害発生時に別のサーバーで稼働を継続できる利点を理解する。
- 負荷分散にも寄与することを押さえる。
基本情報技術者試験
- 同期型と非同期型の仕組みの違い(整合性と速度のトレードオフ)を理解する。
- バックアップとレプリケーションの目的(復旧と稼働継続)の違いを整理する。
- 冗長化技術の一部としての位置づけを理解する。