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そうたいみつもり

相対見積

作業の工数や規模を、基準となる作業と比較して相対的に算出する見積もり手法です。

詳しい説明

1. 定義

相対見積とは、作業の工数や規模を絶対的な時間や金額で算出するのではなく、基準となる作業と比較して大きさを見積もる手法です。アジャイル開発など、不確実性が高いプロジェクトでチームの生産性を測るために用いられます。

2. 仕組みと種類

具体的には、過去に完了した作業や基準となる作業を一つ選び、それを基準点として定義します。他の作業がそれと比べて何倍の工数がかかるかを相対的に割り当てていきます。この時使われるのがストーリーポイントといった単位です。

3. 試験ごとの視点

試験では、絶対見積との違いが狙い目です。「1人月」のような単位が絶対見積であるのに対し、相対見積はチームごとの感覚的な規模感を使います。個人の能力差に依存せず、チーム全体のベロシティを安定させるために採用されます。

4. 紛らわしい語との違い

絶対見積は時間や人月など、具体的な工数で算出する手法です。精度の見積もりが難しい初期段階では誤差が出やすいです。ベロシティはチームが一定期間で完了できる相対見積の合計値であり、相対見積が前提となります。

5. 身近な例

チームメンバーで「このタスクは以前のタスクより重そうだから、ポイントは2倍にしよう」といった合意形成を行う際に、相対的な尺度として機能します。

試験で問われること

ITパスポート試験

  • 開発規模を見積もる際、基準と比較して相対的に数値を決める手法であることを押さえる。
  • アジャイル開発手法と組み合わせて使われることが多い点を理解する。
  • 見積もりにおいて絶対的な数値ではなく比較を重視する。

基本情報技術者試験

  • ストーリーポイントを用いた見積もりの概念を理解する。
  • ベロシティとの関係性と、チームごとの生産性に依存する特性を押さえる。
  • 絶対見積と比較した際のメリットとデメリットを論理的に把握する。