本文へ移動

りまわりとかかくのかんけい

利回りと価格の関係

債券の価格と利回りは互いに逆の方向に動く関係にあります。同じ額の利息を受け取る権利を、より高く買うか安く買うかによって投資効率が変わるため、この逆相関を理解します。

詳しい説明

1. 定義

債券の価格と利回りは、互いに逆方向に動く関係にあります。債券価格が上昇すれば利回りは低下し、債券価格が下落すれば利回りは上昇します。

2. 計算式とその意味

直接利回り(%)= 表面利率 ÷ 購入価格 × 100 という式が、この逆相関を表します。分子の表面利率は発行時に固定されているため、分母の購入価格が大きくなるほど、計算結果である利回りは小さくなります。

3. 実際の数値を使った計算例

額面100円、表面利率2%の利付債の市場価格が98円に下落すると、直接利回りは 2 ÷ 98 × 100 ≈ 2.04% に上昇します。逆に価格が102円に上昇すると、直接利回りは 2 ÷ 102 × 100 ≈ 1.96% に低下します。

4. 検定試験での視点

「価格が下がると利回りは上がる」「価格が上がると利回りは下がる」という向きを逆に覚える誤りが定番です。表面利率そのものは購入価格に関わらず変わらない点も、あわせて問われます。

5. 紛らわしい制度・語との違い

金利変動と利回りの関係は、市場金利の変化が既発債の価格をどう動かすかという因果の説明であり、この項目はその結果として生じる価格と利回りの逆相関そのものを指します。

試験で問われること

ファイナンシャル・プランニング技能検定

  • 価格と利回りが逆に動くこと(逆相関)。
  • 債券価格の下落は利回りの上昇を意味すること。
  • 利回り計算式の分子(利子)が固定されている場合、分母(購入価格)の変動が利回りに直結する点。