ひんしつとくせい
品質特性
ソフトウェアが要求を満たしているかを判断するための、信頼性や保守性といった評価の尺度のことです。
詳しい説明
品質特性とは、ソフトウェア製品が利用者の期待や要件をどの程度満たしているかを評価するための、いくつかの側面を体系化した枠組みのことです。ISOやJISで標準化された定義が存在し、ソフトウェアを開発する際、単に機能が動くだけではなく、使いやすさや壊れにくさなど多角的な視点から品質を担保するために活用されます。
具体的には、信頼性、使用性、保守性、性能効率性、機能適合性といった項目に分類されます。例えば信頼性であれば、システムが障害なく継続して動く能力を指し、保守性であれば、修正や機能追加のしやすさを評価します。設計段階でどの特性を重視するのかを明確に定めることで、開発の方針をチーム全体で共有しやすくなります。
試験では非機能要件との関係で問われることが多く、機能要件が何をするか(What)を定義するのに対し、品質特性はどのように動くか(How)という非機能面を具体化する指標となります。機能適合性以外の特性が非機能要件として扱われる点を理解しておくことが重要です。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 品質特性の種類(信頼性、使用性など)の概念を理解する。
- 非機能要件との対応関係を識別できるようにする。
- 機能適合性以外の特性は非機能要件に含まれることを押さえる。
基本情報技術者試験
- ISOやJISで定義される品質特性のカテゴリを正確に区別する。
- システム開発の各フェーズにおいて、どの品質特性が重視されるかの関連性をつかむ。
- 保守性や移植性の定義を具体例に基づいて判断できるようにする。