えむてぃーてぃーあーる
MTTR(平均修復時間)
MTTR = Mean Time To Repair / 別称: 平均修復時間
システムが故障してから復旧するまでの平均的な時間を示す、信頼性評価のための指標です。
詳しい説明
MTTRは、システムや機器が故障してから、修理・復旧して正常に稼働できるようになるまでの平均的な時間を指す指標です。システムの信頼性や保守性を測る重要な数値であり、この時間が短いほど、障害が発生した際にも迅速に復旧できる、保守効率の高いシステムであることを意味します。
仕組みは、一定期間内の「総停止時間」を「故障回数」で割ることで算出されます。例えば、月に2回故障し、合計で4時間停止した場合は、MTTRは2時間となります。システムの運用設計においては、MTTRを短縮するために、障害発生時の切り分け手順を明確にする、交換用部品を常備する、監視を自動化するといった対策が行われます。
試験では、同じく信頼性指標であるMTBF(平均故障間隔)とセットで問われます。MTBFは故障から故障までの間隔(故障しにくさ)を表し、MTTRは復旧にかかる時間(保守しやすさ)を表します。この2つを混同せず、それぞれの指標が可用性の向上において何を意味するのかを整理しておく必要があります。
試験で問われること
ITパスポート試験
- システムが故障してから復旧するまでの平均時間であることを押さえること。
- 信頼性指標としてのMTBFとの違いを理解すること。
- MTTRを短縮するための運用対策を理解すること。
基本情報技術者試験
- MTTRの計算式(停止時間の合計 / 故障回数)を理解すること。
- 稼働率(MTBF / (MTBF + MTTR))の計算における位置づけを把握すること。
- MTBFとMTTRがそれぞれ「故障の起きにくさ」と「復旧の早さ」を示すことを区別すること。