まんいんざぶらうざこうげき
MITB攻撃
Man in the Browser Attack
Webブラウザに感染したマルウェアが、通信に割り込んで情報を盗む攻撃手法です。通信内容を改ざんし、偽の画面を表示させたり振込先を書き換えたりします。
詳しい説明
MITB攻撃とは、利用者のWebブラウザに感染したマルウェアが、ブラウザとWebサーバー間の通信に割り込んで情報を盗んだり改ざんしたりするサイバー攻撃のことです。利用者が正しいサイトにアクセスしているつもりでも、ブラウザ上で不正な処理が行われるのが特徴です。
仕組みとしては、ブラウザに悪意のあるプログラムを常駐させ、利用者が入力したIDやパスワードを盗み出します。また、ネットバンキングなどの画面を改ざんして、振り込み先を攻撃者の口座に書き換えたり、入力された情報を偽の入力画面へ差し替えたりします。サーバーとの通信自体はSSL/TLSで暗号化されていても、ブラウザの表示前や入力時に介入されるため、通信の保護だけでは防ぐことができません。
試験では、MITM攻撃(中間者攻撃)との比較が頻出です。MITMは通信経路(ネットワーク)に割り込みますが、MITBは端末内の「ブラウザ」に感染して行われます。そのため、対策として通信経路のセキュリティだけでは不十分であり、ブラウザ自体の保護や、通信の都度ワンタイムパスワードを利用するなどの二要素認証が重要視されます。
試験で問われること
ITパスポート試験
- ブラウザが攻撃対象であることを理解する。
- 通信経路(SSLなど)が暗号化されていても防げない理由を知る。
- MITM攻撃との違い(場所と方法)を区別する。
基本情報技術者試験
- 端末側のウイルス感染が原因であることを理解する。
- 画面の改ざんや入力データの窃取という手口を知る。
- 二要素認証などのアプリ側での対策の重要性を説明できる。