ほんしてんかいけい
本支店会計
本店と支店がそれぞれ独立して会計処理を行う際に用いる仕組みです。各拠点の損益を明確にし、支店勘定と本店勘定を用いて、両者の取引を一致させることが重要です。
詳しい説明
本店と支店がそれぞれ独立した会計帳簿を持ち、個別に決算を行う場合に用いる会計処理の仕組みです。各拠点での損益を把握し、全社的な経営成績を管理するために行います。本店と支店の間の取引を、支店勘定と本店勘定という特殊な勘定科目を用いて処理するのが特徴です。
日商簿記検定では、本店帳簿と支店帳簿を合併して財務諸表を作成する「合併財務諸表」の作成問題が頻出します。内部取引の消去、未達事項の整理、内部利益の控除といった手続きが重要です。特に、支店が本店へ送金したのに本店で未着であるケースなどは定番の出題です。
支店勘定と本店勘定は常に金額が一致しなければなりません。もし不一致が生じる場合は、どちらか一方で記録漏れや計算ミスがあることを意味します。検定試験では、不一致の原因を特定して修正する能力も問われます。
例えば、本店が支店に商品を仕入れて送った場合、本店は「支店勘定」を借方に記入し、支店は「本店勘定」を貸方に記入します。これにより、両者の間での債権債務関係が記録されます。最終的にはこの両勘定を相殺して、グループ全体としての数字をまとめます。
試験で問われること
日商簿記検定
- 本店勘定と支店勘定の照合と不一致原因の修正が計算問題で問われます。
- 支店から本店への利益振替や、未達取引(送金未着など)の処理が頻出します。
- 合併財務諸表の作成において、内部利益の控除(未実現利益の消去)が重要です。