こしょうりつ
故障率
システムや機器が単位時間あたりに故障する割合を示す指標です。MTBFの逆数として定義され、偶然故障期間では一定値と見なされます。
詳しい説明
故障率とは、システムや部品が単位時間あたりに故障する割合を示す指標です。一般的に、故障発生の間隔の平均であるMTBF(平均故障間隔)の逆数として算出されます。この指標は、システムの信頼性を設計や保守の面から評価するための基本的な尺度となります。
この値は、システムが耐用年数内にある「偶然故障期間」において、一定であると仮定されます。信頼度関数を用いると、故障率は稼働開始からの経過時間に伴う信頼度の低下を示す微分方程式から導かれます。故障率が低ければ低いほど、システムは長時間安定して稼働できることを意味します。
試験では、MTBFや稼働率との違いが繰り返し問われます。MTBFは故障から次の故障までの「時間」を指しますが、故障率はその「確率」や「頻度」です。浴槽曲線における故障期間の区分と、それぞれの故障率の特性を理解して計算問題や概念理解に繋げることが重要です。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 故障率はMTBFの逆数であり、数値が低いほど信頼性が高いことを理解する。
- 故障率と稼働率を混同させ、信頼性の指標として適切か問う問題に注意する。
- 信頼性の計算において、直列システムや並列システムでの故障率の算出方法を問う問題が出題される。
基本情報技術者試験
- 浴槽曲線の各期間における故障率の特性(初期故障・偶発故障・摩耗故障)を区別する。
- 指数分布に従う信頼度関数の式において、故障率を用いた計算ができるようにする。
- MTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均復旧時間)を含めた、アベイラビリティの計算での扱い。