えこしすてむ
エコシステム
特定のプラットフォームを中心に、ハードウェアやソフトウェア、サービスなどが互いに連携し、価値を共創し合うビジネス環境のことです。
詳しい説明
エコシステムとは、もともと生物学の生態系を指す言葉ですが、ITビジネスにおいては特定のプラットフォームを中心に、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、開発者、ユーザーなどが相互に連携し、価値を共創し合う仕組みを指します。一つの製品だけでなく、関連する周辺要素が合わさることで、全体として大きな価値や市場を形成するモデルです。
この仕組みでは、プラットフォームを提供する企業が基盤を作り、そこに多くの他社がアプリやサービスを投入することで、プラットフォームの魅力が増します。利用者が増えれば、さらに多くの企業が参入し、ますます利便性が高まるという好循環が生まれます。スマートフォンやクラウドサービスの世界では、このような互恵関係を築くことが市場での競争優位につながります。
混同しやすい概念に、サプライチェーンがあります。サプライチェーンは部品調達から製造、販売までの流れを示す直線的な供給網ですが、エコシステムは中心となる基盤の周りで多様なプレイヤーが相互作用する網目状の連携を指します。試験では、プラットフォーム戦略や競争優位性を問う文脈で重要となります。
試験で問われること
ITパスポート試験
- プラットフォーム戦略における相互依存関係を理解する。
- 製品単体ではなく、周辺サービスを含めた価値向上を把握する。
- 競合企業との差別化要因としてのエコシステムを認識する。
基本情報技術者試験
- ネットワーク外部性が働く仕組みを理解する。
- プラットフォームビジネスにおける参入障壁として活用される点を押さえる。
- システム開発やサービス展開における外部連携の重要性を理解する。