きぼのけいざい
規模の経済
規模の経済とは、生産規模が拡大するほど、固定費が分散されて製品1単位あたりのコストが低下し、利益率が向上する現象です。
詳しい説明
1. 規模の経済とはどのような効果か
規模の経済とは、生産量や事業規模が拡大するほど、製品1単位あたりのコストが低下し、利益率が向上する効果のことです。固定費(設備投資や開発費など)をより多くの生産数で割ることで、1個あたりの負担額が減るため生じます。この効果を期待して、多くの企業がM&Aや生産拡大を進めます。
具体的には、大量生産による原材料の仕入れコスト低減、製造設備の稼働率向上による効率化、広告宣伝費の効率的活用などが挙げられます。ただし、規模が大きくなりすぎると、管理コストの増大や意思決定の鈍化などにより、逆にコストが上がる「規模の不経済」が発生する可能性もあります。
試験では、経営戦略の観点から「コストリーダーシップ戦略」に関連して問われます。IT産業においても、クラウドサービスやプラットフォームビジネスで特に顕著に見られます。大規模なシステム開発費を多数のユーザーで分担することで、1ユーザーあたりのコストを下げるモデルは、規模の経済の典型的な応用例です。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 経営戦略の基本用語として、規模の拡大によるコスト削減効果が問われます。
基本情報技術者試験
- 経営分析の手法や、IT投資の評価において、単位コスト削減の論理として問われます。