げんかしょうきゃくひ
減価償却費
建物や備品などの有形固定資産の取得原価を、耐用年数にわたって規則的に費用へ配分する決算整理の勘定科目です。間接法では減価償却累計額を用います。
詳しい説明
建物や備品、車両運搬具などの有形固定資産は、購入した年に取得原価の全額を費用にはしません。その資産を使って収益を上げる各会計期間に、価値の減少分を少しずつ費用として配分していきます。この配分の手続きが減価償却で、決算整理仕訳として計上する費用の勘定科目です。
計算方法は定額法が基本で、1年分の減価償却費は取得原価を耐用年数で割って求めます。期の途中で取得した資産については、使用を始めた月から決算月までの月数で年額を月割りします。
たとえば、当期10月1日に取得原価120,000円、耐用年数5年、残存価額ゼロの備品を、決算日である3月31日に間接法で減価償却するとします。1年分の減価償却費は120,000円を5年で割って24,000円ですが、10月1日から3月31日までは6か月分にあたるので、24,000円に12分の6を掛けて12,000円が当期の減価償却費です。仕訳は借方に減価償却費12,000円、貸方に備品減価償却累計額12,000円を記入します。
間接法では、備品そのものの金額は減らさず、価値の減少分を減価償却累計額という勘定に積み上げていきます。取得原価から減価償却累計額を差し引いた金額が、その時点の帳簿価額です。
試験で問われること
日商簿記検定
- 間接法の仕訳で貸方を減価償却累計額とする処理が問われます。
- 期中取得の資産について、取得月から決算月までの月数で月割り計算する力が問われます。
- 定額法による1年分の減価償却費の計算が正確にできるかが問われます。