くりぷとじゃっきんぐ
クリプトジャッキング
攻撃者が他人のPCやWebサイトのリソースを不正に使用し、勝手に仮想通貨の採掘を行う行為です。
詳しい説明
1. 定義
クリプトジャッキングとは、攻撃者が他人のPCやWebサイトのリソースを不正に使用し、勝手に仮想通貨のマイニング(採掘)を行わせる行為です。ユーザーは意図せずに電力や処理能力を奪われます。
2. 仕組みと種類
攻撃者はWebサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込んだり、マルウェアを感染させたりすることで実行します。被害者のPCはバックグラウンドで高負荷な計算を強制的に行わされるため、動作が極端に重くなったり、電気代が高騰したりする不利益を被ります。
この攻撃の目的は情報の窃取ではなく、計算資源の搾取です。Webサイトを閲覧するだけで被害に遭うため、非常に広範囲に影響が及びます。攻撃者は自身のインフラコストをかけずにマイニングの利益を得るため、巧妙な手法です。
3. 試験ごとの視点
情報セキュリティマネジメント試験やITパスポート試験では、最新のマルウェア攻撃やWebサイトの脆弱性に関連して問われます。情報を盗む攻撃と異なり、PCのリソースそのものを盗むという点が試験的な注目ポイントです。
4. 紛らわしい語との違い
ランサムウェアと比較されます。ランサムウェアはデータを人質にして身代金を要求しますが、クリプトジャッキングはPCを勝手に働かせて利益を得ます。どちらも悪意のあるソフトが動く点は同じですが、目的と被害の性質が異なります。
5. 身近な例
普段は見ているWebサイトなのに、急にファンが激しく回ったり、PCの動作が重くなったりする場合、ブラウザ経由でクリプトジャッキングが行われている可能性があります。PCのパフォーマンス低下という形で、被害が直接ユーザーに現れます。
試験で問われること
情報セキュリティマネジメント試験
- クリプトジャッキングは計算資源を盗み、勝手にマイニングさせる行為である。
- 情報搾取ではなく、PCの処理能力や電気代の負担が被害となる。
- 悪意のあるスクリプトがWebブラウザ上で勝手に実行されることが原因となる場合がある。
ITパスポート試験
- PCの性能や電気代を不正に消費させる攻撃である。
- マルウェアやWebサイトのスクリプトを通じて実行される。
- 情報の窃取とは目的が異なる攻撃の一種である。