くろすせくしょんでーた
クロスセクションデータ
ある特定の時点において、複数の対象から収集したデータのことです。時系列データと異なり、各対象間の比較や、その時点での分布・状態を分析するために用いられる、横断面的な統計データです。
詳しい説明
1. 定義
クロスセクションデータとは、ある特定の時点において、複数の対象から収集されたデータのことです。横断面データとも呼ばれ、時系列の変化ではなく、その時点での各対象の状態を比較するために用いられます。
2. 仕組みと種類
例えば、ある年の各都道府県の人口や所得を並べたデータが該当します。これにより、地域ごとの特性や格差をその時点で分析したり、ある時点での経済状況を把握したりすることが可能になります。
このデータは、特定の期間での断面を切り取った統計データです。これを用いることで、時間の経過によらない純粋な比較分析が行えます。統計学や経済学の分析において、時系列データと並んで基本的なデータセットとして扱われます。
3. 試験ごとの視点
ITパスポート試験のストラテジ系分野や、統計分析の手法として問われます。データの性質を理解し、分析目的に応じて時系列データとどちらを使うべきかを判断する力が求められます。横断面(クロスセクション)という名称がそのまま特徴を表しています。
4. 紛らわしい語との違い
時系列データは、特定の対象について時間を追って変化を見るデータです。クロスセクションデータは、時間は固定して対象を変えて比較します。どちらを分析したいかによって使い分けられる、対照的な概念です。
5. 身近な例
企業が顧客アンケートを行う際、一度に複数の顧客に回答してもらうデータはクロスセクションデータです。全員の回答を集計することで、その時点での顧客全体の傾向を把握できます。
試験で問われること
ITパスポート試験
- ある特定の時点における複数の対象のデータである。
- 時系列データは時間の経過を追うが、クロスセクションデータは対象間の比較に適する。
- データの性質と分析の目的を結びつけて理解することが重要である。