あくちゅえーたー
アクチュエーター
Actuator
電気信号や油圧などのエネルギーを、機械的な運動に変換する駆動装置のことです。モーターやシリンダーなどが代表例で、ロボットのアームを動かしたり、バルブを開閉したりします。
詳しい説明
アクチュエーターとは、コンピュータなどの制御装置からの電気信号やエネルギーを受けて、物理的な運動を発生させる機械的な駆動装置のことです。例えば、ロボットのアームを動かしたり、バルブを開閉したり、工場の生産ラインで製品を移動させたりする際に使われます。現実世界に働きかけるための「手足」となる重要な役割を担っており、IoTや製造現場の自動化システムには欠かせない存在です。
仕組みとしては、電気信号(デジタルデータ)を、モーターの回転やシリンダーの伸縮といった物理的な動作に変換します。センサーが周囲の状況を読み取り、その情報をコンピュータが処理し、その指示を受けてアクチュエーターが物理的に動く、というプロセスで自動化が実現されます。アクチュエーターには、電動式、油圧式、空圧式などの種類があり、求められるパワーや速度、精密さによって使い分けられます。
混同しやすいものに「センサー」があります。センサーは「情報を読み取る(目や耳の役割)」装置であり、アクチュエーターは「動き出す(手足の役割)」装置です。試験では、IoTや組込みシステムにおいて、システム全体を構成する要素としてセンサーと対で出題されることがよくあります。アクチュエーターの故障はシステムの物理的な停止を招くため、稼働状況を監視する保守が非常に重要です。
試験で問われること
ITパスポート試験
- 物理的な動作を生み出す装置であることが問われます。
- センサーと対になる概念(情報入力と物理出力)が問われます。
- IoTにおける役割が問われます。
基本情報技術者試験
- フィードバック制御システムにおける出力装置としての役割が問われます。
- エネルギーの種類による分類(電動、油圧など)が問われます。
- システム全体の中での位置づけが問われます。