安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC)
STC Associate
ほしょうそち
保障措置
Safeguards
核物質が兵器に転用されていないことを、国際原子力機関の検認によって確かめる制度です。供給の条件としても求められます。
詳しい説明
1. 定義
保障措置とは、核物質が兵器に転用されていないことを、国際原子力機関の検認によって確かめる制度のことです。
2. 仕組みの内訳
核兵器不拡散条約が平和利用を認めることと、対になっています。平和利用を認める以上、原子力の資機材や核物質は国境を越えて取引されます。その取引が兵器につながらないことを確かめる必要があります。
非核兵器国は、自国の核物質が兵器に転用されていないことを検認で示す義務を負います。申告と査察を通じて、物質の量と所在が追跡されます。
3. 輸出管理での位置
核兵器不拡散条約第3条2項は、核物質や、核物質の処理・使用・生産のために特に設計、製造された資機材を非核兵器国に供給するときは、供給の条件として保障措置の適用を求めることを義務づけています。
どの品目でこの条件が発動するかをそろえるためにザンガー委員会が作られ、まとめた品目のリストがトリガーリストと呼ばれます。リストに載る品目を供給すると、保障措置の適用が供給の条件として発動するところからの名前です。
試験で問われること
STC Associate
- 保障措置が、核物質の転用が無いことを国際原子力機関が検認する制度であることを押さえる
- 非核兵器国が核兵器不拡散条約にもとづきこれを受け入れる義務を負う
- 第3条2項により、資機材を供給するときの条件としても求められる
- 核分野の条約・機関・レジームをつなぐ語として問われます。誰が何を確かめる制度なのか、そして供給の条件として求められるという輸出管理側の意味を、あわせて押さえてください。
最終更新日: 2026/09/23