日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)
2級
てがたばいきゃくそん
手形売却損
Loss on Sale of Note
受取手形を支払期日前に銀行等で割り引いた際に発生する損失を表す費用科目です。額面金額に割引率と割引日数を掛けて割引料を計算します。
詳しい説明
1. 定義
手形売却損は、受取手形を支払期日前に銀行等で割り引いた際に発生する損失を表す費用科目です。
2. 計算式とその意味
割引料は、手形の額面金額に、割引率と割引日数(割引日から満期日までの日数)を乗じて計算します。手形割引は、手形を現金化する際の手数料や利息を差し引いて受け取るため、額面金額と受取金額の差額をこの科目で処理します。
3. 実際の数値を使った計算例
額面100,000円の手形を、割引率年7.3%、割引日数50日で割り引いた場合、割引料は100,000円×7.3%×(50日÷365日)=1,000円です。受け取る現金は額面から割引料を差し引いた99,000円になります。
5. 紛らわしい制度・語との違い
裏書譲渡は手形を第三者への支払いに使う行為で、手形売却損は発生せず、買掛金などの債務を減らす処理になります。
試験で問われること
日商簿記2級
- 手形売却損の計算式(額面×割引率×日数÷365)が正しく使えるかが問われます。
- 割引時に受取手形を貸方に記入して消去する仕訳が基本です。
- 手形の裏書譲渡と取り違えないよう、割引と譲渡の処理の差異が問われます。
- 仕訳では、受け取る現預金を借方に、受取手形を貸方に記入し、差額として手形売却損を借方に記入する処理、割引を依頼した時点での処理が重要である点が最頻出です。
最終更新日: 2026/09/23