ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
しゃーぷれしお
シャープレシオ
Sharpe Ratio
無リスク資産の収益を上回る超過収益を、そのリスクの大きさで割って求める投資効率の指標です。数値が高いほど運用効率がよいとされ、複数の運用商品を比較する尺度です。
詳しい説明
1. 定義
運用の効率を測る指標です。無リスク資産を上回って得られた収益(超過収益)が、負ったリスク1単位あたりでどれだけあったかを表します。
2. 計算式とその意味
シャープレシオ =(ポートフォリオの収益率 - 無リスク資産の収益率)÷ 標準偏差 で求めます。分子は「上乗せで得られた収益」、分母は「そのために引き受けた振れ幅の大きさ」です。同じ収益率でも、値動きが荒い運用ほど分母が大きくなり、数値は下がります。収益率の高さではなく、収益率とリスクの釣り合いを見る指標です。
3. 実際の数値を使った計算例
無リスク資産の収益率が1%のとき、ファンドAが収益率7%・標準偏差12%、ファンドBが収益率5%・標準偏差4%だったとします。Aは(7-1)÷12=0.5、Bは(5-1)÷4=1.0です。収益率はAのほうが高いのに、効率で見るとBが上回ります。
5. 紛らわしい制度・語との違い
標準偏差はリスクの大きさそのものを表す数値で、収益は見ません。シャープレシオは、その標準偏差を分母に置いて収益と釣り合わせた指標です。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 計算式(収益率 - 無リスク資産の収益率)÷ 標準偏差 と、分子から無リスク資産の収益率を引く点が問われます。
- 2つのファンドを比べさせ、収益率の高いほうが効率で劣る形の問題が定番です。
- 数値が高いほど、負ったリスクに対して効率よく収益を得られたと評価します。
- 2つのファンドの収益率と標準偏差を与えて、どちらの運用効率が高いかを選ばせる問題が定番です。上の例のように、収益率が高いほうが必ず勝つとは限らない形で問われます。分子から無リスク資産の収益率を引き忘れないことも要点です。
最終更新日: 2026/09/23