ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
ふくりこうせいひ
福利厚生費
Employee Welfare Expense
従業員全体を対象とする慰安や健康管理などの費用で、要件を満たせば全額が損金になります。
詳しい説明
1. 何が当たるか
福利厚生費は、従業員の慰安や健康管理、生活の支援のために法人が負担する費用です。社員旅行、忘年会などの行事の費用、健康診断の費用、社宅の会社負担分、慶弔見舞金などが含まれます。交際費等の範囲から除かれ、給与としても扱われないため、全額が損金になり、従業員にも所得税がかかりません。
2. 要件
最も大切な要件は、全従業員を対象としていることです。特定の役員や一部の従業員だけを対象とすると、その者への給与として扱われ、受け取った側にも所得税が課されます。社員旅行であれば、参加できる従業員の範囲、日数、会社の負担額が社会通念上妥当であることも求められます。
3. 取り違えやすい支出
取引先を招いた行事の費用は、社外の者への接待になるため交際費等です。役員だけの旅行や、役員へ支給する高額な見舞金は、役員給与として扱われ損金算入に制限がかかります。誰を対象としているかを最初に見るのが、区分を誤らない手順です。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 福利厚生費が全従業員を対象とすることを要件とし、特定の者だけなら給与になる点が問われます。
- 交際費等の範囲から除かれ全額が損金になり、従業員にも所得税がかからない点が問われます。
- 取引先を招いた行事の費用は交際費等になり、福利厚生費にならない点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23