ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)
2級
しきんちょうたつのひよう
資金調達の費用
Cost of Financing
資金を集めるために負担する利息・配当・手数料などの総称で、調達手段を比べるときの物差しになります。
詳しい説明
1. 何を指すか
資金調達の費用は、資金を集めるために会社が負担するものの総称です。借入れであれば支払利息、保証料、事務手数料、担保設定にかかる登記費用が含まれます。増資であれば、株主に対して将来支払うことが期待される配当や、登記費用が含まれます。社債であれば、利札の支払いに加えて発行手数料がかかります。
2. 表面の利率だけで比べない
借入れを比べるときは、表面の利率だけでなく、保証料や手数料を含めた実質的な負担で比べます。保証協会の保証付き融資は利率が低くても保証料が別に必要になり、総額では変わらないことがあります。また、支払利息は損金に算入されて法人税を減らす効果があるのに対し、配当は損金にならないため、税引後で見ると負債による調達のほうが費用は小さくなります。
3. 資金調達の方法との関係
返済義務のない自己資本は、資金繰りの上では安全ですが、費用が小さいわけではありません。株主は事業のリスクを引き受けているため、期待する利回りは貸し手より高くなるのが通常です。安全性と費用は逆を向きやすい関係にあります。
試験で問われること
FP技能検定2級
- 資金調達の費用が、支払利息だけでなく保証料・手数料・登記費用まで含む点が問われます。
- 支払利息は損金に算入されるが、配当は損金にならないという税の扱いの違いが問われます。
- 返済義務のない自己資本は資金繰り上は安全でも、株主の期待する利回りは高く、費用が小さいとは限らない点が問われます。
最終更新日: 2026/09/23