本文へ移動

安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC)

STC Associate

おーすとらりあぐるーぷ

オーストラリア・グループ

AG

Australia Group

生物・化学分野の輸出管理をそろえる国際輸出管理レジームです。イラン・イラク戦争での化学兵器の使用を契機に1985年に発足しました。

詳しい説明

1. 定義

オーストラリア・グループとは、生物・化学分野の輸出管理をそろえる国際輸出管理レジームです。AGと書きます。イラン・イラク戦争での化学兵器の使用を契機に、1985年に発足しました。

2. 4つのレジームの中での位置づけ

分野ごとに4つのレジームが置かれ、オーストラリア・グループだけが2つの分野を受け持ちます。生物分野と化学分野です。名称は、設立を呼びかけたオーストラリアにちなみます。

日本の輸出令別表第1では、化学兵器分野が3の項、生物兵器分野が3の2の項に対応します。

3. なぜ汎用品の管理が生命線なのか

生物兵器と化学兵器は、高度な核技術に比べて安価に作れてしまいます。そのため、原料になる化学物質や製造装置といった汎用品の段階で管理しなければ、拡散を防げません。

もう1つの理由が、条約側の事情です。生物兵器禁止条約には検証制度がありません。禁止の義務はあっても履行を査察で確認する仕組みを欠いており、その実務面をオーストラリア・グループが補っています。

試験で問われること

STC Associate

  • オーストラリア・グループが生物と化学の2分野を受け持つレジームであることを押さえる
  • イラン・イラク戦争での化学兵器の使用が契機で、1985年に発足した
  • 検証制度を持たない生物兵器禁止条約を、実務面で補う枠組みでもある
  • 4つのレジームの分野と発足の契機を対で問われます。オーストラリア・グループは生物と化学の2分野、イラン・イラク戦争での化学兵器の使用が契機、1985年発足という組み合わせを押さえてください。

最終更新日: 2026/09/14