安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC)
STC Advanced
きゃっちおーるきせい
キャッチオール規制
Catch-all Control
リスト規制で拾いきれない貨物や技術を、その用途と需要者に着目して規制する制度です。補完的輸出規制ともよばれます。
詳しい説明
1. 定義
キャッチオール規制とは、リスト規制で拾いきれない貨物や技術を、その用途と需要者に着目して規制する制度のことです。リスト規制を補う位置づけなので、補完的輸出規制ともよばれます。
2. リスト規制との対比
捉える手がかりが違います。リスト規制は品目の性能を数値で線引きし、その線に届くものを捉えます。判断が分かれにくいのが強みです。
一方で弱点が2つあります。1つは、性能がわずかに基準に届かない品物がすり抜けることです。もう1つは、新しい技術がリストに載るまでに時間がかかることです。リストに載せるには国際輸出管理レジームでの合意と国内法令への反映が要ります。
この2つのすきまを、用途と需要者から捉えるのがキャッチオール規制です。
3. 許可の要否を決める3つの角度
対象の貨物や技術(16の項)にあたるか、仕向地がどの層か、そして客観要件かインフォーム要件のいずれかに当てはまるかです。仕向地の層によって、働く要件の数が変わります。
種類は2つに分かれます。用途や需要者が大量破壊兵器に向かうおそれを捉える大量破壊兵器キャッチオール規制と、通常兵器に向かうおそれを捉える通常兵器キャッチオール規制です。
試験で問われること
STC Associate
- キャッチオール規制がリスト規制の2つの弱点(すり抜けと反映の遅れ)を補う制度であることを押さえる
- 許可の要否は、16の項にあたるか・仕向地の層・客観要件かインフォーム要件かの3つで決まる
- 令和7年10月9日施行の改正で、グループA向けにもインフォーム要件が働くようになった
- リスト規制と対にして問われます。「グループA向けはキャッチオール規制の対象外」という覚え方は、いまは成り立ちません。令和7年10月9日に施行された改正で、グループA向けにもインフォーム要件が働くようになりました。
最終更新日: 2026/09/23